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超絶2を巡る思考

超絶を弾くのをだんなにビデオ録画してもらった。長年(かれこれ5年以上)ずっと弾いている曲だけに結構NEAT(整然と)な様に見える。でも実際弾く方としては「ああ、和音の連続がガタガタだ。ウッ、思いっきり弾き飛ばしてしもうた!」とか弾きながらあせっているのだけど。1/2の法則以外に私が今考えているのは手が鍵盤に入るのが絶妙な進入角度を目指すということ。これは例えていうと採血の時上手な看護士さんにあたると痛くないが下手な人だと痛いという違いのことである。針を皮膚に刺す方向の違いかしらん。上手い看護士さんの採血をイメージして私は上昇和音の連続を弾く。
また手を身体に例えて指が足で手首が腰であるとすると、超絶2にはまるでスキーの競技のモーグルみたいなところがある。(左右交互の16部音符)。なんとボコボコすることよ!と上村愛子のなめらかな滑りを思い浮かべめざして弾く。和音の取りにくい所は、和音→トレモロ、トレモロ→和音の変湊で練習する。こうすると腰が入るように手首が入るようになるのだ。あとは正しい位置に手を置くこと。これが決まると力まず弾ける“置き弾き”(聞こえは悪いが)が可能になる。…いろんなことを思って取組んでいる。
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