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K先生の発表会終了

 K先生の発表会に参加した。曲はショパンのソナタ3番の第1楽章。会場のピアノはプレイエルという事で英雄ではなくてこの曲にした。ノクタ-ンの部分とか心地よく歌えたらいいなあと願いながら。
 さて、リハで気づいたのは高音の響きが少ない、鳴らないという事。低音のガッツリした響きに比べ高音は自分で鳴っているという手応えがあまり感じられなかった。その反面ペダルがガツガツなってやかましかった。(これは私の踏み方が乱暴なせい?)それでもリハはなんとか通せた。

 さて本番。暗譜飛んでく!をやらかしてしまった。この曲、結構人前で出してきたから行けると思ってたんだけどなあ…。年のせいにはしたくないけど、そうなのか…。いや、これまでも私は結構失敗をいっぱいしてきたから、そのうちの1つだ。一週間前に人前で弾けなかったから、準備不足という事にしておこう。繰り返しのところを過ぎて(繰り返した事ないけど)「ああ、これからまだ展開部があると山登りの手前の気持ち。」その気持ちが不安を招いたのかな…。思い返しても悔しいけど調子よく泳いでいたのが急に溺れたみたいになって、手の位置が分からなくなった。私は音よりも手で覚えていたんだなあ。手がそこに行ってくれるので音が出せるのだ。2音ほど戻せるかどうか弾いてみて無理だと分かったので、思い切って繰り返しのところに戻って再度弾き始めた。2回目ははなんとか通せた。おお、マンマミア。神様、ありがとうございました。それで最後まで駆け抜けた。2回目も引っかかってたらさらに悲惨だったなあ…。情け無いったらありゃしないけど、悲惨な割にはプレイエルの音を楽しむことができたのでもう済んだ事だし、もういいや。
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