街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-02-01 00:10:00 | 安野光雅

フランスの港町、オンフルールと移動の途中の風景も描いた。これはこのページの表題である。

「どこを見ても美しい。時間の関係で、朝早くからスケッチを始める。」

『オンフルールのヨットハーバー』 スケッチをもとにし、アトリエに帰って描いたもの。このワイドな気分がほしかった。

この絵の添え書きである。本の表紙でもある。この絵は特に好きだな。本物を見てみたいもんだ。津和野にあるかな。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-31 00:10:00 | 安野光雅

『木組み模様の家』 この絵の3倍は人がいるほどの雑踏。有名な観光地だからしかたがない。この絵の手前は水位を加減して、観光船を上下させるドックがある。大きく繁った木があって、見えないので、あちこち移動しながら描いた。

この絵の添え書きである。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-30 00:10:00 | 安野光雅

『ストラスブールの街並み』 手前に運河があると、目の前に邪魔がなくて描きやすい。どうしても描かなければならないときは、こんな場所は好都合だと思う。

この絵の添え書きである。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-29 00:10:00 | 安野光雅

『リクビールの丘から 3』 リクビールのぶどう畑の丘の上から、描きながら位置を移動し、次第に下がって行ったために3枚できた。はじめから3枚描くつもりはなく、1枚でもうまくいきさえすれば終りにしたのに、描いているとどうも、風景に圧倒されそうになる、気をとりなおしては、挑戦した、悪戦苦闘の結果である。だから、1日で真っ黒に日焼けした。このたびのような取材でなかったら、こんな苦労はしない。思うに、朝から晩まで、太陽の下で絵を描くなどということは、もうこれからさきはないだろう。なおどれもアトリエに帰って描きついだもの。

この絵の添え書きである。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-28 00:10:00 | 安野光雅

『リクビールの丘から 1』 まずこの丘の上でこの遠景を描いた。

添え書きはこれだけである。 表題はブドウ畑の丘ーリクビール 副題は俯瞰した風景 である。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-27 00:10:00 | 安野光雅

『広場の喫茶店など』 この町の高台にある中央広場で、見通しのいい場所を見つけて描いた。75ページの絵と比べると、硬直した感じが無いことがわかってもらえると思う。実際の建物と色などは違うが、このほうが私の絵らしいとディレクターが言う。

この絵の添え書きである。

これがその75ページの絵である。この絵は失敗した。と、書かれてある。更に、この影は曲者でした。この影を描くのではなかったと後悔しました。この影によって時間が止まり・・・・わたしの自由を拘束し・・・とあります。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-26 00:10:00 | 安野光雅

『ストウ・オン・ザ・ウオールド』 古い町。画材専門店があった。またその前の骨董店に18世紀ころのものという、古い絵の具のセットがあった。見ていて欲しくなったので買ってしまった。買ったあと、よく見るとフランス製だった。それらの店の近くの横丁から広場を見たところ。

この絵の添え書きである。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-25 00:10:00 | 安野光雅

『アルシュの牧場』 紙工場のあるアルシュの村のすぐそばの牧場。前日の夕方ここを通り、ポプラに木の影が長く尾をひいて、農家からは煙がたちのぼるなど、なかなかロマンチックだったので、ここを描こうと決めた。翌日来てみたが、太陽の加減で、風景はまったく違ったものになっていた。

この絵の添え書きである。

アルシュの田園風景をアルシュの紙に描いてみる。自分が画用紙を選ぶときは、画材店に行っていろいろな紙を買い、実際に使ってみて、自分の体質に合う紙を見つけるのがいちばんいいことです。

と使用する紙について書かれてある。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-24 00:10:00 | 安野光雅

『バイブリーの近くの農家』 バイブリーはコッツウォルズのなかでも有名な村の一つ。その近くを散歩するといくつもの小さな村に出るが、これはその一つ。これだけの家並みがたぶん二軒分くらいの農家で、建物は住宅の他、農機具の小屋、納屋、飼料の小屋、牛の小屋というぐあいにたくさんの棟が固まって、一つになっている。

この絵の添え書きである。

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安野光雅 風景画を描く ご冥福をお祈りいたします

2021-01-23 00:10:00 | 安野光雅

『ローワーチェドワース 1』わたしの本を出した英国の出版社の編集者で、古いつきあいの人が結婚して、この村に住んだ。「英国でいちばん美しい村だから見に来てくれ」と言ってきた。というわけで、むかし一度訪ねて来たことのある村なので、それを思い出してスケッチに行った。谷になっていて、下に小川が流れ、谷の上の道からは互いに向う側の斜面が見えるという、写生にはとても都合のいい所。このあたりの動物は、馬も猫もキジもみんな人なつこくて、スケッチしていると見物に来るので、それを追いはらいながら描かねばならなかった。

と添え書きがされてある。風景画に適していると言うだけではないようだな。

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