母が自宅に戻ると義妹から電話があった。新幹線で帰ったわりになかなか着いたという連絡が無かったからである。実は私が新幹線を楽しんだからこうなったのだと言う説明をしたとのこと。私が付いているのだから母に間違いがあろうはずが無い。わざわざ連絡してくるまでもなかろうと思っていたのだが、真意はそうではなくて、あの綺麗な花を育てた方が弟の家まで両抱え位の花束を持ってきてくれたとのことだった。もちろん彼らは事情を知らなかったのでびっくりしたそうだ。
見ず知らずの方が家を訪ねて花を持ってきてくれることなどありえないからだ。
この日の朝、写真を撮らせてもらい、帰りに花を別けていただくという約束をしていたのだが、この方が出かけられていて頂けなかったのである。弟の自宅はそこから目と鼻の先で教えていたのでわざわざ持って来てくれたのだった。律儀な方がいたものだと母と感心した次第である。その花は弟の自宅に飾られ、彼らの目を楽しませていることであろう。
見ず知らずの方が家を訪ねて花を持ってきてくれることなどありえないからだ。
この日の朝、写真を撮らせてもらい、帰りに花を別けていただくという約束をしていたのだが、この方が出かけられていて頂けなかったのである。弟の自宅はそこから目と鼻の先で教えていたのでわざわざ持って来てくれたのだった。律儀な方がいたものだと母と感心した次第である。その花は弟の自宅に飾られ、彼らの目を楽しませていることであろう。