昨夜からの雨も上がり梅雨空の間隙を縫って夏空が顔を見せた。紫陽花にはそれがたまらないらしく萎れそうである。紫陽花にはやはり雨が似合う。
烏合の衆という言葉があるがこの烏たちにはその言葉は当てはまらない。毎朝この場所に集合して何やら相談。その後街の方に向かって行く。ちゃんと統一されているのが見て取れる。
帰りも決まった時間があるのだろうが平均すると17時頃である。そしてここで一日の反省をするのか、それとも明日の段取りをしているのか、一服すると飛び去ってゆく。当然帰巣するのだろうが彼らは決して烏合の衆ではない。毎朝感心しながら見つめているのである。
ゴミなどを散らかして悪者扱いされているが人間がちゃんと管理すればいいことだけの話だ。人間のほうが烏合の衆である。烏に責任はないぞ。