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久しぶりに千葉の御仁が帰省した。彼の暇つぶしに私が借り出されるのだが、まあそこは趣味の合う二人と言うことで良しとしている。
そこで今回は平塚川添遺跡へ行くことにした。当初多重環濠が発掘され注目を浴びた。平成五年が終わる間際に説明会が催された。霙交じりで非常に寒く、地面は発掘そのままで泥濘となっていた。大勢の古代史ファンが詰めかけ、寒くても熱気に溢れていたのを思い出した。同じ頃には佐賀県吉野ヶ里遺跡が世間の注目を浴びるなどして卑弥呼の王都である邪馬台国の話に花が咲いたものであった。
平塚は福岡県甘木市(現朝倉市)にあって、この地を邪馬台国に比定するまでになった。今ではその様なことを言うものは少なくなったが、卑弥呼の郷として町おこしに一役かっているようである。
今では国の史跡となり、遺跡は埋め戻され、その上に最盛期頃の様子を復元している。
類似内容があるので、TBします。
高床式の住居がいいですね。