九州鉄道記念館を覗く 蒸気機関車が見える。クンロクだ。「クンロク」について少し。幹線の輸送力増強と言う観点から国産の標準機を作り始め、生まれたのが9600形であった。大火室が台枠の上にあるためボイラーの中心が高くなり、見た目不安定な感じを与えるが支障はなかったようである。ただ、動輪が小さかったため高速になると不安定になり、酷く揺れて立っていられないようだったとのことだ。
クローバー動輪が特徴だな。C591号機だ。静態保存されている C591 について少し。C55 C57の性能に満足出来ず、新しく大出力機関車を開発することとなり、昭和16年5月にC59形の第1号機が完成したのである。C57形の400トンの牽引能力に対してC59形は500トンもの力を発揮したのである。スタイルは「貴公子」と言ったところで特急列車(さちかぜ、あさかぜ)、急行列車(天草)をも牽引した名機であった。引退した後は準鉄道記念物に選ばれ、小倉工場に展示されていたものがいまここにあるのである。
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