街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

秋月街道を歩く (その十八)

2006-11-25 08:54:31 | 秋月街道
 あと十分、あと五分と足取りも軽くなる。峠を越えてしまうと田川後藤寺駅構内が目に入ってくる。ディーゼル車が留置されている。
 道は線路よりも一段低く、谷底のようである。緩く曲がりながら谷底を目指し、コンクリートで囲まれたガードをくぐると、すぐ左に取ればそこはもう田川後藤寺駅前である。駅舎は国鉄時代を髣髴とさせるものはなく、小奇麗な瀟洒な建物である。ローカル私鉄沿線の駅を思い浮かべてもさほど間違いはなかろう。
 我々は10:20に採銅所駅を出発し、14:30到着である。約13キロの行程で、実質3時間ほどで街道を歩いたのである。たかが3時間、されど3時間。貴重な充実した3時間である。また、二度の休憩と食事休憩の一時間も我々には充実した時間となった。
 本来ここが目的地であるのだが、最終目的地は別にある。コーヒーフロート、メロンフロート、コーラフロートをいただくことだ。
 エネルギーを消化した身体に、この冷たい飲み物を流し込むのである。身も心も瞬時に生き返ってくるのがはっきりとわかる。身体は正直である。
 この店は駅から歩いて20秒も掛からないであろう。50年近く商売をしているそうだ。現在やっておられる方は30年間もこの店を切り盛りしているとのことだ。この店の名は明治屋いう。なにか機会があったときは寄られることをお薦めする。安い。(写真:あと少し)
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秋月街道を歩く (その十七 2)

2006-11-23 10:03:44 | 秋月街道
 二手に別れた道が合流する地点から振り返ると、うつむきかげんで女性二人が並んで歩いてくる。殿である。顔に若さが戻っているようにも見える。と書いてしまったら、若くないのかと怒られそうだが、年齢は既に判明しているのであるから御容赦願おう。もうすこしですよ、道端の黄色い秋桜花が明るい声で応援してくれているようだ。
 最後の踏ん張りである。ここからは下ってゴールまでは20分程度、最後の楽しみが待ってるぞ。(写真:殿の二人)
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秋月街道を歩く (その十七)

2006-11-23 09:51:59 | 秋月街道
 二路に別れて進んできた街道がまた一筋に戻る地点である。今まで歩いてきた二筋に別れた道は谷の底の様である。田川方向に向かって右の高台を国道322号が走る。左の高台は炭鉱住宅が拡がっているのである。
 街道の上を道が走る。それをくぐってあと少しきつい坂が残る。越してしまえば後は田川まで下りである。下を見ながら歩く者と上を見ながら歩く者とに分かれるが、明るい笑顔である。その笑顔にある少しの汗が陽光にキラキラと輝き、眩しさが目に沁みる。さあ、あともう少し。頑張ろう。
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秋月街道を歩く (その十六 2)

2006-11-22 11:43:46 | 秋月街道
 街中の街道は二手に分かれ、上りとなって、道程最後の峠に向かう。
 我々はここの左を取る。
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秋月街道を歩く (その十六)

2006-11-22 11:31:31 | 秋月街道
 食事を終え、七五三の記念撮影も終え、一路田川後藤寺へと向かう。風治八幡の石段を軽快に下りて行く。その後姿たるや皆嬉々たるオーラを放っているようである。やはり腹に入るものが入れば疲れなどは吹っ飛び元気を取り戻すものらしい。 実は私もそうなのだが。
 田川伊田のアーケード街をそぞろ歩いて行くと、日曜日というのに殆どの店が閉まっている。日曜日にも関らずである。日曜日だから休むのか、平日はどんなものかなと疑問を抱く。
 ここは昭和時代の懐かしい風景を残しており、歩くだけでも楽しいところである。そうしているうち右から来るアーケードと合流する。この右から来るアーケード街が秋月街道なのだ。この合流地点を左に取り、平成筑豊鉄道伊田線の踏切を渡るとすぐに日田彦山線のガードをくぐる。
 その時代、炭鉱で栄えたこともあり、鉄路が縦横にはりめぐされていた。そのことを判らせてくれる石炭記念館が左手の高台に見える。
 狭い街道の両脇には、掘っ立て小屋の飲み屋が低く軒を連ねており、この佇まいだけでもおもしろい。
 街道は二手に別れ、並走しつつゆるゆると坂が始まりる。田川後藤寺までの道のりの中、いよいよ最後の峠を越えんとするのである。(写真:アーケード横の飲み屋街)
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秋月街道を歩く 付録

2006-11-21 09:17:04 | 秋月街道
千歳飴 手にしている千歳飴がよくわからないのでアップしておく。かわいい図柄である。但し、この飴は、教え子の満5歳になる妹へのお祝いとした。本当は食べたかったのだが。泣いて馬謖を切る思いでした。
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秋月街道を歩く (その十五 5)

2006-11-21 09:05:35 | 秋月街道
記念撮影その三
 友人とその妻、本人とその妻。この四人は53歳なのだ。
 街道を歩くのも道半ばにして小一時間で最終目的地に到着する。ここまで二時間半位掛かった。それなのに連載を十五まで引き伸ばしてしまった。これをご覧になっている方々は何時着くのだろうか、何処まで歩いているのだろうかと不思議になられたことと思う。11月5日に始まり、11月も終わろうとしているにも拘らずいいかげんで終われよとお思いかもしれないが、そうは問屋が卸さない。まだまだ続く泥濘ぞ。飽きずに見てくださいね。
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秋月街道を歩く (その十五 4)

2006-11-21 08:55:03 | 秋月街道
記念撮影その二
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秋月街道を歩く (その十五 3)

2006-11-21 08:53:07 | 秋月街道
記念撮影
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秋月街道を歩く (その十五 2)

2006-11-21 08:51:44 | 秋月街道
お腰掛の石
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