日々好日

さて今日のニュースは

核持ち込み密約暴露される

2009-06-01 10:06:39 | Weblog
日本は世界で初めての被爆国として、核兵器については、「持たず」「作らず」
「持ち込ませず」と言う非核三原則堅持を誓った筈です。
処がこの頃世界情勢の急変で日本国の政治家達に微妙な変化が出てきた様です。
世界の技術大国の一つになった日本はその気になれば原水爆の製造や保有が可能
と囁かれ、またその様な現実離れした妄想を口に出す輩が出てきました。
又日米安全保障条約では、核艦船等の日本の通過や寄港は、事前協議の対象になる
様規定されて居ります。
核艦船疑惑の寄港の度に、歴代の政府は米軍から事前協議が申し入れが無かった 
から核の持ち込みは無いと頑なに主張してきました。
従来から核艦船が、わざわざ日本通過や寄港に際し核を外す訳はないと疑問視されて
有名無実な条項ではないかと言われ、日本政府と米軍との間に何らかの密約が 
あったのではないかと、糾明しても政府は頑固に否定して来ました。
処が今回元外務次官によって、米艦隊の核持ち込み黙認と言う密約が暴露されました。
これは核艦船や航空機等が通過寄港を事実上の事前協議の対象としない「秘密議事録」
密約が安保改定時に交わされ、当時の大平外相とライシャワー駐日大使が確認して
居る事を認めたものです。
この密約は代々の外務事務次官ら外務省の中核幹部が引き継ぎ管理したと言う。
そしてこの密約は官僚側の判断で橋本龍太郎氏や小淵恵三氏等一部の首相や外相 
だけに伝えられ、国民は勿論一部首相も「カヤの外」と言う全く鬼気怪奇な事が
平然と行われて居た事にオドロキを感じます。
さてこの密約が暴露され今後日本政府はどう対処する気で居るのだろうか?
よもや非核三原則は理想論だと言い逃れる気ではないでしょうね?
外務省は魑魅魍魎が住む伏魔殿だとよく言われて居ますが、将にその通りです。
勿論守らなければならない国家機密が有る事は理解しますが、これがそうだとは
決して思えません。
基本的には日本の國を左右する様な条項は速やかに公開すべきではないかと思われます。
まだまだ国民に明かされない密議事項が沢山隠されているのではないかと思われ
速やかな公開をお願いしたいものです。