日々好日

さて今日のニュースは

エコカー補助金申請受付始まる

2009-06-19 18:56:40 | Weblog
今回の補正予算で景気浮揚対策と低炭素化社会の構築の目玉となるエコカー優遇 政策は、
4月から低公害車対策で指定された自動車毎に新たに購入した場合は自動車取得税や重量税
を75%減税。50%減税の2段階の優遇措置が適用されて 居ますが、今回は、指定された4つ星
のハイブリット車等に限り最大25万円の補助金が出る申請受付を始めました。
自動車取得税や重量税を含めると40万円も得をすると言う今度の補助金制度は、
4月に遡って適用されると言うがこれには条件がついています。
13年以上使用した乗用車と指定されたハイブリッド車に買い替える場合に限られて居ます。
全国で13年以上の該当車は750万台有ると云われ販売自動車会社は必死の
販売合戦を繰り広げて居ます。
お陰でトヨタの新プリウスは18万台の予約取っているとか。
月間販売計画台数1万台の18倍と言う驚異的数字をはじき出した。
当然ハイブリッド優遇の補助制度が大きく影響しています。
この補助制度を利用するためには廃車証明書と1年以上の新車使用が義務付けられ
ています。転売の恐れを予測しての措置という。
又今日はもう一つの目玉、低炭素化された指定のテレビやエヤコン等購入時に
貰うエコーポイントと交換出来る商品271品目が発表されました。
バス、電車、船等のIC乗車券。旅行券。デパート等の商品券地域商品券。電子
マネー。地域特産品。電球型蛍光灯等省エネ製品等々・・です。
しかし政府の準備が出来てないので、実際に皆が手にする事はまだ先の事だと言う。
恩恵を受ける人達のとっては待ち遠しい施策でしょうが、関係無い者にとっては
どうでも良い事なんです。


臓器移植法改正A案衆院通過

2009-06-19 07:51:55 | Weblog
「脳死が人の死」かを巡り討議された脳死臓器移植について衆院は決を下しA案を
可決し参院に送った。
これまでの臓器移植法では、脳死を人の死として、本人の意志表示がある15歳以上の
提供者に限り厳しい審査と手順を踏んで手術が許されて居ました。
処がWHOの海外移植禁止の動きや、15歳未満の子供でも脳死後の移植が受けられる
様に法改正をする動きの中で議員提出の「A案」「B案」「C案」「D案」が
出され、どの法案が採決されるか注目していました。
いずれの案も「命」に対する考え方の違いです。
A案D案がどちらかと言えば手術を受ける側の命に対する考え方です。
それに対しB案C案はどちらかと言えば臓器提供者に立った命の考え方です。
現在人の死は、心臓が止まる、呼吸が止まる心臓死を持って死と断定しています。
しかし心臓も動き、呼吸も続いているが、既に脳死状態で生命維持装置で辛くも
生命を維持して居る状態を人の死と言えるかの問題です。
脳死状態で、1年も2年も生きながらえ世界的には奇跡に生還した例も有る。
臓器を受ける方から言えば、臓器提供に制限をしないで欲しいと言うのも納得出来ます。
しかし臓器提供者側から言えば、息をし心臓が動き身体がまだ暖かいのに、死だと
言われても納得出来ない気持ちも判ります。
我々はこのどちら側にも立つ可能性が有ります。
恐らくこの法案を出された議員や、選択された議員さんは大変悩まれた事とお察し
します。
今回衆院を通過したA案は、脳死をもって人の死として、年齢制限無し、本人の意志表示
無しでも、家族の承諾で脳死臓器移植が可能となります。
是までの様に人の死は心臓死をもって「死」とした事から脳死をもって死とする事に180度
変わった事になります。
ただこの法案が成立したら、医療側も脳死状態の患者を持つ家族に対する世間の目等も
相当変わって行くのではと心配になります。
これに投票した議員の投票結果は100票差と言う意外な結果でした。
賛成263票。反対167票です。どちらかと言えば、手術を待つ家族に有利な
法案が衆院を通過したと言えるのでは無いでしょうか。
今回の衆院の採決は各党とも党則を掛けず議員の意志に任せた事は良い事だったと思います。
麻生首相が反対の青票を投じた時は議院がドヨメキましたがクリスチャンの首相と
としては苦しい選択でなかったかと思います。
同じく鳩山民主党代表。太田公明党代表が同じ様に青票を投じました。
小泉元総理や小沢元民主党代表は賛成の白票を投じています。
どちらが良い悪いではなく、命に対しどの様に考えて居るか判る様な気がします。
そう簡単ではないが、将来の命を大切にするか、与えられた命を大切にするか、
色々考えさせられる法案の採決でした。
今後参院ではどの様な評価を下すか、注目したいと思います。