日々好日

さて今日のニュースは

霞ヶ関改革

2009-06-09 13:29:31 | Weblog
麻生首相と距離を置く中川元幹事長が、またもや厄介な問題を引き起こそうとして居る様です。
事は中川元幹事長や菅選対副部長等との勉強会の席上でゲストの橋下大阪府知事
から「このまま衆院選になれば絶対、自民党と公明党は負ける」そこで霞が関解体と言う
様な強烈な「切り札」を出さないとダメだと言われたと言う。
我が意を得たとばかり、中川元幹事長が次期衆院戦の争点にしょうと動きだしたらしい。
霞が関改革と一口に言うが魔物が住む霞ヶ関そう簡単に事が運ぶ訳がない。
全国公務員360万人相手の戦争です。
国家公務員は66万人、その内の特別職は30万人で普通霞ヶ関役人と言われる 
4万名余りの選ばれたトップの高級官僚達の頂点が事務次官と言われるエリート中のエリートです。
此処まで来ると神に近く、そんじょそこらの陣笠代議士さん歯が立つ訳はない。
麻生首相は「官僚は上手に使いこなすのもの」との信念で霞が関改革には余り乗り気でないが、
改革派の先鋒中川元幹事長は全ての根源は霞ヶ関解体に有ると言う
立場を変えません。
政府提出の公務員制度改革関連法案は未だ審議入りすらして居ない。
幹部人事の一元化、天下りや渡り全面禁止等問題解決、言葉が汚いが糞詰まり状態です。
その先に、省庁の再編や地方分権化等と言う問題が山積して居ます。
この霞ヶ関改革は破綻が見えだした日本の社会構造を見直すためには避けて通れない難問です。
是非新しい日本の構築を推進して欲しい。
麻生首相は、日本郵政の西川社長続投問題。世襲議員問題の先送り。総裁戦前倒しの「麻生降ろし」。
衆院選投票日選定等々・・でさぞ頭が痛い事でしょう。



アニメ芸術館建設反対起きる

2009-06-09 08:25:48 | Weblog
今国会で成立した経済追加対策の補正予算で、最も愚作と言われる政策の一つに、
国立メディア芸術総合センター(仮称)構想があります。
是が発表されると国民はその真意を問いかねていました。
流石に自民党の中にも異議を唱える者が多く、今回自民党ムダ遣い撲滅プロゼクト
がこの建設計画は「不必要」と政府に中止を求める方針を決めたと言う。
遅きに失すの感もあるが、大変結構な事の様に思えます。
文科省の文化庁がメディア芸術の国際的拠点の整備のため国立メディア芸術総合 
センターを建設すると言う構想の下に生まれたものです。
メディア芸術とは、映画、アニメーション、CGアート、ゲームや電子機器等を利用した
新しい分野の芸術で、今や日本が世界ををリードし貴重な外貨獲得に貢献
しています。
また文化庁は1997年から世界に向けメディア芸術祭と言うイベントを行い多数
の参加者を集めて居ると言う。
是に気をよくした文化庁が、117億円の予算で、延べ床面積1万平方メートルに
4階~5階の箱物を11年度までに建設する目算です。
入館者年間60万人。1億5000万円の入場料を予定して居る。
果たしてその様な甘い予測が的中するか疑問に思えてなりません。
しかも是は民間で出来る分野で、国策として税金投入には疑問を禁じ得ません。
過去に厚労省所管独立行政法人雇用能力開発機構の「お仕事舘」等良い例です。
今回は独立行政法人国立美術館が外部に委託すると言う。
また怪しげな外郭団体が暗躍して甘い汁を吸うと言う構造が見え隠れします。
ついでにネットのアニメ芸術舘建設に対する賛否の投票は70%の反対と30%の
賛成で、世間の考えは未だ正常の様です。
改めてて言うが、この国立メディア芸術総合センター(仮称)構想は即刻中止を希望します。
その浮いた117億円はもっと有効な事に使って頂きたい。