日々好日

さて今日のニュースは

景気下げ止まりは本当か?

2009-06-15 07:58:03 | Weblog
日本経済の動向を占う金利政策決定会合が今日から2ケ日間開かれます。
その席で日銀は今までの「景気の悪化が続いて居る」から「悪化のてんぽが和らいだ」と言う、下方修正を検討する方向だと発表しました。
事実製造部門や輸出部門が幾らか上向き、経済の目安となる日経平均株価もここの
処1万円台をキープしています。
日本経済は景気の下げ止まりの兆候が見られると言う景気判断で日銀はどうやら、上方修正に踏み切る様です。
ただまだ0・1%と言うゼロ金利に等しい政策金利は当分変更しない旨、併せて発表する方針だと言う。
先日行われた主要8ケ国財務相会合でも、世界経済は安定化を示す兆候が見られる
と言う景気判断を発表しました。
是は昨年のリーマンショック以来急激に落ち込んだ世界経済も各国の景気対策効果
でやっと最悪期を脱したと言う認識で一致したものです。
しかし失業率のアップに依る雇用情勢の悪化懸念や、依然としてある景気悪化懸念等まだ不確実性もあり、今後とも必要な財政・金融政策は継続する事を申し合わせた様です。
しかし世界金融は各国の財政出動で「おカネ」がだぶつき、それが又先物取引等に
集中の兆候が見え出してきました。
それはまた「原油先物取引市場」や「金の取引市場」に流れだして原油価格夜や金
の価格が高騰しだした。
原油先物でNYは1バレル70ドルを上下。金1オンス963・7ドルで、穀物
先物相場も高騰の兆しが見えると言う。
各国は景気回復政策で財政赤字拡大が懸念され、またカネのだぶつきはインフレ化も懸念され今後の景気対策と金融政策をどう融合させるか「出口戦略」については
各国の事情で独自に取り組む事を申し合わせた。
我が国の低金利政策の続行もその一つの政策です。
今回のG8財務相会合は来月イタリアで開催されるサミットの下準備的役割でこの
流れは当然G8首脳会議に反映されます。
この他にG8財務相会合は北朝鮮の金融制裁への協力や過度の先物取引で起きる
金融危機の再発防止に金融期機関の監督・規制強化を申し合わせた。
兎に角昨年の様な、原油高騰によるガソリン高は二度と起きない様にして貰いたいものです。