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公務員制度改革法案審議再開?

2009-06-29 09:09:51 | Weblog
一時は最優先事項として国家公務員制度改革法案は国会に提出されたが諸般の事情
で3ケ月近くも棚ざらしされていました。
先般の棚橋自民党行革関連の委員長の挑戦状の効き目か国会閉幕を前に審議再開の
様です。
橋下大阪府知事を始め、東國原宮崎県知事等地方自治体の長が口を開けば、我が国
のタテワリ行政の弊害と霞ヶ関の悪口です。
国民も長年続いた官僚主導の政治形態にはもうウンザリして居ます。
しかし私達の生活や、國の政治が官僚主導でないと回らない様になってしまって居る事も事実です。
これだけ強固なガードが出来上がった、官僚体制を崩すのはちょつとやそっとの事
では不可能です。
霞が関改革を訴える地方自治体自体が、天下り官僚に乗っ取られて居る状態では 不可能に近い。
例え知事一人が動いても微動だにしない体制が出来上がり忽ち袋叩きにあい、國
からはその報復が半端なものでは無い、結局「泣く子と地頭には勝てず」諦める事
になるとある首長(くびちょう)が述懐して居た様に大変難事業である。
今回の公務員制度改革法案はまず中央省庁の人事を一元管理しタテワリ行政の打破
と政治主導の強化を目指そうと言う重要法案です。
当然霞が関の命運が掛かった法案ですので、死に物狂いの抵抗に遭い宙に浮いています。
ご存じの様に、実力有る自民党の議員の大半は霞ヶ関出身です。
これまで、お互いに助け合って今の地位にのし上がってきた経緯があります。
簡単に審議されない理由はそこにあります。
そんなに簡単な事ではないとと言う御仁もあるかと思いますが、誰だって自分の首
を締めるのを判っていて放任するバカは居ません。
そこの処が難しい処です。
霞が関をどうにかしないといけないと言う事は、皆が認める事です。
ただ官僚達に云わすれば、日本を動かして居るのは我々で、感謝されて然るべきなのに、
何故憎まれるか理解に苦しむと云う処ですか。
いま霞が関は、法案の骨抜きや、法案そのものを店ざらし、若しくは廃案に持ち込もうと必死の様です。
今回の公務員制度改革法案も大分骨抜きに遭っているがそれでも成立が危ぶまれます。
国会会期末に提出して国民の目を欺く様な姑息な戦術には国民はもう騙されません。
ドウドウと衆院選の争点にして国民の信を問うて貰いたい。