日々好日

さて今日のニュースは

08年度の年金運用10兆円の赤字判明

2009-06-27 19:48:36 | Weblog
公的年金積立金の2008年度の市場運用実績が10兆円の損失と判明しました。
2007年が5・8兆円の損失に続き2年連続で赤字です。
昨年度は4~6月が1兆円の黒字。7~9月4兆円の赤字。10~12月が
リーマンショックで株価大幅下落、5兆7396億円の赤字を記録しました。
4~12月累計の赤字が8兆67838億円となり、今年の1~3月は1・4兆円
の赤字です。
これで、08年度の累計赤字は10兆円余りとなりました。
公的年金積立金は06年度には149兆円ありました。
是までは10兆円の黒字を出し、順調な年金運用が行われていましたが、昨年の
金融危機は是を軽く吹っ飛ばしてしまいました。
現在積立金約140兆円のうち約90兆円を市場で運用していますので、今の処
年金支給には支障はないとの見解です。
が厚労省財政検証では積立金の運用利回りは4・1%あれば充分に運用
できるとしていましたが、現在の積立金の利回りはマイナス10%と想定外の展開です。
何時年金の支給に影響が出てくるか判りません。
我々年金受給者にとっては心配の種です。
年金の運用は年金積立金管理運用独立行政法人が国内外の債券や株式投資で運用しています。
昨年4~12月は国内債券投資に68・9%を投資して1・3兆円の黒字でした。
国内株式投資に12・2%を投資して4・1兆円の赤字した。
国内はこれだけの損失で済みましたが、外国投資は債券に10・1%を投資して
1・2兆円の赤字。株式投資は8・8%投資して4・7兆円の赤字を出しました。
これが大きく赤字を増やす事となりました。
世界の経済は底を打ったとの専らの噂で株価は少しずつ上昇の兆しが見え出して
居ます。
何時までもこのままではないでしょうが、これ以上の赤字続きはご免蒙りたいもの
です。


自民党に大乱勃発?

2009-06-27 08:32:25 | Weblog
総裁任期満了前に「くすぼっ」て居た自民党内の不満がこの期に一気に吹き出して来た様です。
仲々解散総選挙に踏み切らない麻生首相。景気浮上優先でタガがはずれた様な経済
政策。これが小泉首相の改革推進の後継者との対立を呼び火種となった。
これと同時に、麻生内閣の支持率急降下に伴い若手議員を中心に、危機感が広まり「麻生降ろし」が公然化しました。
まずは総裁選前倒し論。総裁と首相を分離させ新しい総裁の下で衆院選に向かわなければ到底自民党の勝ち目は無いとの若手議員達の考えです。
また自民党の行革関連の委員長を務める棚橋議員が直ちに霞が関改革に着手せよ、出来なければ辞めて頂くと、挑戦状を叩き付けました。
と同時に今まで沈黙を守っていた、中川元幹事長が麻生降ろしとも取れる発言をし
動き出しました。
この改革派の挙げた火の手は今や自民党の大乱に発展する危険性が有ります。
これもみな麻生首相が総選挙はそう遠からず行われると思わせぶりな発言から発した事です。
麻生首相もこの期に及んで何を血迷ったか、自民党三役の交代と小規模の内閣改造
を手がける方針らしい。
衆院選を睨み執行部刷新で体制立て直しを図りたいと言う麻生首相の深い読みが有るのだろうが、どうも危ない選択の様に思えてなりません。
何処か順序が間違ってないのかと疑問が先立ちます。
是で一気に総選挙が近づいた感じです。
公明党との盟約、東京都議選を避ける問題もこう足下から火が付けば、そうそうに
かまっては居られないのが本音かも知れません。
と言って、事を起こして惨敗。野に下るとのシナリオも否定出来ないので、その 決断は慎重にならざるをえません。
国民は「自民党に不満」を「民主党に不安」をと言うのが一番今の心を言い当てて
居るのではないでしょうか?
処が今や国民だけでなく、肝心の自民党内にも「不満不平」が満ちあふれて来た
事は大変な事です。
このままでは衆院選を待たず自民党は空中分解の危険性も出てきました。
さてこれをどう自民党のお偉方は終息させるかお手並み拝見です。