日々好日

さて今日のニュースは

検察審査会小沢氏に再び起訴相当突きつける

2010-10-04 21:12:57 | Weblog
小沢氏の陸山会事件等に対し検察庁は証拠不十分で不起訴処分にしました。

是に対して国民の唯一の裁判請求権と言われる検察審査会は次々と異議を申し立てました。

その中でも一番強固な東京地検第5検察審査会は不起訴不当の議決を出して注目されて
居たが東京地検はまたもや証拠不十分で不起訴処分にしました。

今後第5検察審査会はどう動くか注目されていました。

折しも民主党代表選が始まり一応模様見で休戦状態になって居た。

今回、東京地検第5検察審査会は、任期満了満了で検察審査員全員入れ換えが行われ、再び
「起訴相当」の決議を行いました。

これで小沢氏の強制起訴が決まりました。

是を受け政界は上を下への大騒動です。

野党自民党等は早速国会招致や議員辞任を声高に連呼しています。

与党の民主党内でのショックは相当に酷い様ですが、小沢支持派と脱小沢派では奇妙な
温度差があるやに思えます。

小沢支持派は、検察審査会を誹謗し、無罪判定までは推定無罪だと抗弁しています。

是に対して脱小沢を掲げる人達は一応に迷惑を表に出しながらも、コメント出来る立場で
ないと、それぞれ口をつぐんで居ます。

これで検察側の起訴が無くても強制的に小沢氏を法廷に引っ張り出せる事となりました。

強制起訴は国民の権利だと云われるが先行きは決してそう甘い物では無い様です。

過去に検察が不起訴処分にしたものを検察審査会の起訴不当決議で強制起訴されたものに
明石陸橋転落死事件とJR福知山線事故が有名ですが、一応決着は納得出来るものとなって
居る様ですが・・・

検察側が証拠不十分で不起訴処分にしたものを、裁判所が有罪判決出せる訳がないと云う
のがその理由です。

折角11人の検察審査員を入れ替えてまでして出した「不起訴不当」の議決も何のため
にもならなかったと云う事であれば国民の政治不信や政治倫理に対する不信感は益々募る
事にならないか?

しかし指定弁護士が検察官代わりに裁判に参加するわけですが、法曹界で生きる弁護士が
果たして国民の立場で起訴する充分な証拠を集める事が出来るか?


しかし今回は日本の政界を揺るがす大物議員の事です、そう簡単に決着するとは到底
思えず可成りうやむやで終わる可能性が高いのではと思えてなりません。

小沢氏が有罪とか無罪でなくこの様な無様(ぶざま)に法廷に引っ張り出されると云う事自体
が問題だと思えてなりません。

全てを考えると今回の議決は何か国民を欺く一つのセレモニーの感がしてなりません。

結論ありきで、先が予想出来そうです。

これが意地悪な見方である事を祈るのみです。

防衛省無人偵察機導入検討か

2010-10-04 13:42:51 | Weblog
中国との尖閣諸島を巡る紛争は一触即発状態までになったが、どうやら双方の冷静な
対応で一応危機は回避されたかに見えますが、未だ緊張は続いて居ます。

日米両政府は米軍と自衛隊の実働演習を12月に日本の島しょ地域が武力侵攻された場合を
想定して行う事としました。

沖縄本島や石垣島等南西諸島で洋上演習を行うと言う。
是は中国に対し日米連携をアッピール狙いと見られるがただそれだけですめば良いが、
これがまた問題化する恐れもあるかとも思われます。

是とは別に防衛省は米国の無人偵察機「グローバルホーク」3機導入を検討する事に
したとの事です。

是を今年の年末に策定する新たな「防衛計画の大綱」に基づく「中期防衛力整備計画」
(2011~2015年度)に盛り込みたい意向と云う。

現在の「中期防」には無人探索機について情報収集機能強化から検討の上必要な措置を
を講ずる事としてあります。

防衛省は2003年度から自国開発の無人偵察機の基礎的技術研究に着手していました。

処が米国のグローバルホークの方が国産より性能やコストが安い事が判り、その時米国から
購入の打診があったので導入を検討する事となった模様です。

グローバルホークは搭載装備を含めて1機で約41億5千万円もするシロモノです。

3機導入で125億近くの金額になりますが、これに司令部機能を持つ地上施設の整備も
必要でその経費だけでも数百億を要すると云う。

グローバルホークは高性能カメラや高感度通信傍受機能を備え高度1万8千メートルを
30時間余りを自動操縦で飛行が可能です。

データーはほぼ同時地上へ送付され情報収集や監視活動が強化される。

尖閣諸島等の島しょ防衛や不審船対策等、中国方面或いは北朝鮮等を遠方からの偵察に利用
出来るものと思われます。

防衛省内では所管についてMDミサイル防衛の一環として運用するか、情報本部や航空部か
海上部で運用するか今の処定かではない様です。

尖閣諸島問題を蹶起に防衛力強化が叫ばれ次々に増強される傾向があるが、少し危険な感じ
がしないでもない。

拡大する2010年度補正予算額

2010-10-04 08:47:55 | Weblog
秋の臨時国会はいよいよ6日から各党代表質問が、また12日からは衆参院予算委員会が
開催されます。

余りにも尖閣諸島問題が大きすぎて陰に霞んだ感がある2010年度補正予算審議ですが、
今一番望まれて居るのは景気対策である事は間違いない事実です。

このねじれ国会で対決姿勢を露わに出して来て居る野党自民党と上手く折り合いをつけて
緊急対策が打てるか国民が注目しています。

救いと云えば公明党が民主党を糺す立場は変えないが必ずしも対決姿勢ではなく柔軟な
対応もあり得る事を匂わせて居る事です。

今補正予算案審議に対し与野党国対委員長間で調整が図られて居る様です。

民主党側は4兆8千億円の2010年度補正予算案を与野党協議次第では5兆円程に拡大
する可能性も示唆したと云う。

此処で何時の間に4兆8千億円に増額されたのか不思議でなりません。

確か円高等で浮いた国債利払い費が1兆円。法人税の増収分が2兆円。09年度予算余剰金
1兆6千億円ではなかったかと思いますが、これがいつの間にか4兆8千億円に増額されて
居ます。

なお判らないのが増額される分の財源は09年度決算の余剰金から8千億円を当てると云う
事らしい。

何が何やら狐につままれた感じがします。
是が政治の妙と云うものでしょうか?

マア兎に角、経済対策を盛り込んだ補正予算案は早急に成立させて貰いたいものです。