日々好日

さて今日のニュースは

海江田経財相の独走?

2010-10-06 10:00:25 | Weblog
今日から始まる秋の臨時国会では検察審査会による民主党小沢氏の強制起訴決定で、
相当の波乱が予想されます。

政界は大揺れに揺れて居る様です。

処でその小沢氏の経済政策のブレーン的存在で今回菅改造内閣の経財大臣に任命された
海江田大臣の動きが大変気になります。

海江田氏は財政再建よりも、現在は資金投入優先との立場に立って居て、どちらかと云うと
現在の菅内閣では異色の大臣です。

海江田氏は無利子国債の発行で富裕層の眠っている資産を活用しよう。
国有資産の証券化で国有資産を活用しようと言うのが持論です。

無利子国債発行で富裕階層の相続税を免除する代わり無利子の国債を買って貰うと言う
考えですが、是には色々税の公平化の問題も絡み難しい障害が待ち受けて居る様です。

又国有資産の証券化について現在小沢氏が600兆有る国有資産の内200兆を証券化して
活用してはどうかと提案しています。

発想の転換としては面白い考え方ですが果たして現実味が有るかと云えば少々疑問が残り
そうです。

兎に角海江田大臣は財政再建より更なる資金投入の立場である事に間違いありません。

是に対し財政規律を優先する、菅総理や仙谷官房長官・野田財務相とは一線を画して居る。

処が今回海江田氏は2010年度補正予算編成のまとめ役になって居てその動きが注目
されて居ます。

国債をバンバン出して補正予算をふくらませるのか?
それとも今回は財政規律を守り温和しく従うのか?

海江田氏の立場も玄葉国家戦略担当相との役割分担が明確に出来てないので微妙な立場に
立たされて居る様です。

兎に角菅内閣の中であくまで主張を貫き独走するのか?
それとも妥協してそこそこの仕事に終始するのか注目される処です。

日銀ゼロ金利デフレまで継続決定す

2010-10-06 08:26:47 | Weblog
日銀は金融政策決定会合を開き4年3ケ月振りゼロ金利政策等の復活を決めデフレ脱却
まで継続する事を表明しました。

この異例な措置は即日実行されその反響は大変なものが有った様です。

まずこの内容ですが、国債を含む金融資産5兆円を買い上げ、新型オペとあわせて35兆円の基金を創設する。
政策金利無担保コール翌日物金利を現行の0・1%を0~0・1%に引き下げる。

日銀は先般新型オペで資金供給枠を20兆円から30兆円に拡大したばかりですが、
9月の日銀短観では可成り先行きが懸念され「景気の腰折れ」になるのではと今回の
異例な措置になったとの事です。

是に市場は反応し、一巡した後に米国の追加金融政策への思惑で欧米市場が動きドル売り 
円買いが更に進み一時82円台にまで高騰した。

是は日銀が欧米市場に介入して以来3週間振りの高騰で又元の木阿弥状態になりました。

今回の日銀の異例の措置に対する評価はまちまちである様です。

大企業は海外の資金を借りても海外投資して居る実体から今回の措置は国内投資促進に
役立ち、企業活動の活発化を促し、景気低迷ムードの打破で円高の歯止めになり個人消費も
期待できそうだと観測があります。

しかしこの位で果たして日本経済が踊り場から脱却しデフレ克服出来るか疑問との声も
あって更なる日銀や政府の対策を期待するとの声が高いとか・・・