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思いやり予算大幅削減ならず現行維持か

2010-10-24 07:57:57 | Weblog
自民党政権時代に気前よく支払った「在日米軍駐留経費負担」所謂「思いやり予算」
の大幅削減は米政府が難色を示し現行水準となりそうです。

思いやり予算は1978年金丸防衛庁長官が当時円高ドル安で在日米軍基地で働く、
従業員の給与の一部62億円を負担する事から始まった。

其れが今では基地職員の労務費。基地内光熱費。水道料。訓練移転費。施設建設費にまで
拡大され2010年度予算で1881億円に膨れ上がっています。

内訳は従業員2万3千人の従業員労務費1140億円。米軍施設の光熱費水道代249億円
残りの500億円近くが訓練移転費や施設建設費となります。

是まで日本政府が支払った「思いやり予算」の累計は3兆円を超えると言われて居ます。
この様に米軍基地の経費を支払って居る國は何処にもなく世界の物笑いになって居ると云う。

一応法的根拠としては日米地位協定と在日米軍駐留経費負担特別協定と云う法規で出費されて
居るので違法ではありません。

日本側は労務費と光熱水道代の削減を財政事情を説明して理解を求めたが、是には基地従業員
組合が強く反発し、光熱費等については逆に米軍住宅の省エネ化を求め「環境対策費」を新設
し経費負担の義務化を迫って来ました。

一応日本側は協定枠外の「提供施設整備費」206億円に入れたい意向です。

何れにしても、思いやり予算は増えこそすれ減ることはまず望みがない様です。

米軍は今後基地経費をドンドン日本に押しつけて来る可能性があります。

是は普天間基地移転にしても、日本は居丈高に脅せば必ず従うと足下を見られて居るからです。

そのくせ今回の尖閣諸島問題では米軍は傍観の態度を崩さず日米同盟の限界を感じました。

カネだけ貰って「おいしいところ取り」は米国の常套手段です。

何とかならないものか国民は歯痒い思いをしています。

自民党政権が残した「負の遺産」です。

本当に何とかして欲しいものです。