タバコ増税と復興増税

愛煙家に逆風の禁煙運動に輪をかけたのが、野田政権で新たに任命された小宮山厚労相の
新任挨拶が、身体の健康のため、タバコは毎年１００円ずつ値上げして１箱７００円位が
望ましいの云う発言です。

オヤジ狩りと評判はすこぶる悪く、民主党政権の中からも不快感を表す閣僚まで出て来た。

小宮山厚労相は元禁煙推進議員連盟事務局長と云う経歴があって健康のためにもタバコの
値上げが最も有効との持論があるらしく今回の発言になったらしい。

処が此に飛びついたのが財務省のお役人さん達、復興財源としてタバコ値上げをすると
同時に國が所有するＪＴ株売却しようと画策し復興財源となった模様。

政府は三次補正予算の財源に歳出削減と税外収入として５年間で５兆円。１０年間で
７兆円捻出する事とした。

そのためタバコ一本当たり１５円、一箱当たり３００円値上げとの案が浮かび上がって
居る。

タバコはすでに２００９年に一箱当たり４００円に値上げされたばかりです。

何れにしても今度またタバコが復興財源として値上げされる可能性が高い。

是に対し野党の自民党税制調査会長が異論を表明しました。

タバコの値上げは疑問が多い点とＪＴ株売却は承認事項で承服出来ない旨と政府案の
１０年より延長すべき事をコメントして居ます。

政府の安易なタバコ値上げに一石を投じた感じです。

愛煙家に全てがしわ寄せされ、また葉タバコ農家に打撃を与え事は余り取り上げられて
居ません。

ただＮＰＯ法人の日本禁煙学会は一箱１０００円位に値上げが適当と言っています。