日々好日

さて今日のニュースは

円高戦後最高値記録す?

2011-10-22 10:42:53 | Weblog
円高傾向は一向に沈静化する様子を見せずかえって高騰の傾向さえ見せて来ました。

先日NY外国為替市場で一時1ドル当たり75円78銭と云う戦後最高の高値を記録
しました。

2ケ月前に戦後最高値75円95銭を軽く更新してしまいました。

高々20銭の違いと云うが10銭も違うと儲けが半減すると云う世界では大変な事
です。

何故借金王国の日本の円が高騰するのか全く不可思議な事です。

今回も欧州の財政債務問題を懸念して比較的安全な円買いになった模様だ。

明日開かれるEU首脳会議でEU圏各国の調整が難航するのではと予測で円買いが
進んだのではと言われます。

是に連動し米国もドル安で損出拡大を懸念し一斉にドル売り円買いに走ったために
一時戦後最高の高値を記録したとの見方が有力とか。

何故円が欧州財政危機等で投機の対象にならねばならないのだろうか?

本来自国の貨幣価値が高く評価される事は誇りに思う事ですが、日本の場合は少し
受け止め方が違う様です。

円高になれば海外の良い品物が安く買えて、海外旅行も大変有利になります。
国民としては大変歓迎すべき事です。

しかし輸出立国の日本としては、日本製品が割高になり輸出が困難となります。
1円の円高で数十億円の損出が出る世界です。
当然政府の介入が要求されますが、現在政府は市場介入には消極的です。

世界から袋だたきになりかねない状況と今や日本一国では巨大な為替市場を動かす
事は困難になりつつあります。

人間の金銭欲の前では、もはや国家権力等無力とも云えます。

本当に何処まで続く円高傾向なんでしょう。
この円高が虚構の世界でのマネーゲームなのが余計コワイ。

TPPの一人歩き

2011-10-22 08:39:32 | Weblog
TPP参加は日本の命運にかかると賛成・反対と分かれて論議されています。

多寡が太平洋地域の協定参加問題ではと云う人がいますが、是は単なる輸出
輸入の関税問題に留まらないと云う処が問題です。

それにこのTPPで指導的役目を勝て出た米国の存在が不気味です。

力が衰えたとは云え太平洋地域で中国の思いのままにさせないと云う気概が
日本を巻き込んで経済圏を構築したいと云う構想で動いて居ます。

謂わば対中国作戦と位置ずけて日本にも協力を要請しています。

その裏には日本の市場を関税撤廃と云う餌で自由にしようと云う下心も見え
隠れします。

TPP参加は何も輸出産業や農業関連ばかりではないと云う事がボカされて居ます。

このTPP結成の趣旨は環太平洋区域ですべての規制を撤廃し自由に物や文化・技術
等あらゆるものを自由に交流して繁栄を図ると云う事です。

そこには労働力移動の自由。技術交流の自由。医療関係の自由化。文化交流の自由
お互いに経済的制約の廃止までも視野に入れた構想があるらしい。

現在労働力の移動の自由や、医療関係の自由化等は厚労省や外務省は強く否定して
居ますが、どうも協定参加国の思惑はそうでは無い様だ。

例えば医療の自由化にしても現在は日本は法律で医療制度が守られ外国から参加する
のは大変厳しい状況です。

是が医療の自由化になれば外資関係から医療が乗っ取られ国民皆保険が崩壊する可能性
も否定出来ません。

また病院経営に外資関連の医療関係が参入し、保険診療と保険が診療が可能な混合診療
の全面解禁等行われる可能性も高い。

そうなると米国の尖端医療がドット日本を圧捲し日本医療制度は崩壊するとの危機感が
あります。

新薬の自由化は高い薬価の抑制になるが反面外国医療による制圧でもあります。

国民としてはメリットも多いがそれ以上に低所得者にとってはデメリリットが多い。

日本政府は医療関連は議論の対象になって居ないので論外と強く否定しているがTPP
参加については農業関係や産業関係ばかりでなく、雇傭や医療関係者を巻き込んで一人
歩きして居る様に思えてなりません。

政府は問題無用で早くTPP協定参加の結論を出した意向の様ですが、何か説明不足で
今は農業と産業界の対立とだけしか捉えられて無い様な気がして大変危険な気がします。