日々好日

さて今日のニュースは

自治体財政破綻予備軍は6市町村か?

2011-10-15 14:05:46 | Weblog
総務省は地方自治体の2010年度決算の判定結果を公表しました。

北海道夕張市の財政破綻後「公共団体財政の健全化に関する法律」で各自治体に
四つの指標が示され毎年財務諸表を公表する事が義務づけられました。

四つの指標とは、一般会計の「実質赤字比率」
市の事業等の特別会計を含む「連結実質赤字比率」
債券を含む「実質公債赤字比率」
将来の展望を含む「将来負担赤字比率」

この四つの指標をもとに「財政再生団体」と「財政健全化団体」等に区別されてから
國の管理の許に置かれます。

2010年度は破綻状態の財政再生団体は夕張市だけですが、財政健全化団体は
6市町村で昨年より一つ減った様です。

初回の23市町村から随分減って様です。

六つの健全化団体のうち、青森県大鰐町は一時的クリア出来たが来年判定で財政悪化
が確実なためそのままとされました。
奈良県御所市は判定とは別に実質赤字額がそのままのため健全化団体のままです。

なお震災で判定作業が遅れた岩手。宮城。福島三県の9市町村は集計から除外したが
健全化団体数には影響ないとの事です。

もしこの四つの指標を國の財政に適用したら超財政再生団体指定処の騒ぎではない様だ。

最早破綻で、手のほどこし様がないと云う処ですね。



第三次補正予算規模は12兆1000億円か?

2011-10-15 08:25:28 | Weblog
政府・民主党は2011年度第三次補正予算案について、公明党の要求に応じ
12兆1000億円規模にする事を決めた模様です。

是は学校防災機能強化費や中小企業金融関連経費等1000億円程度の増額に
踏み切ったとの事です。

第三次補正予算は災害対策が主目的でしたが、既に2兆5000億円は年金
財源から災害復旧に充当された分の補填が、また7000億円はB型肝炎和解
費用に充当される事が決定済みで、今回の1000億円の上積みで災害復旧に
回される財源9兆1000億円が削減されるのではないか?

政府は当初災害復旧予算は16兆2000億円として11兆2000億円は
臨時増税とすると云う案を発表しました。

勿論これは5年間の長いスパーンでの構想ですので三次補正予算額ではあり
ません。

ただ三次補正予算は12兆円規模だとの閣議決定がなされたのではないかと
記憶しています。

それが今回12兆1000億円に増額されたが、内容的には災害復旧とは
直接関係ない経費の上積みと思われます。

何か災害復旧予算に事よせて一挙に何かと纏めて処理してしまおうと云う
魂胆が見え見えで災害復旧財源を待って居る被災地の気持ちを逆撫でする
様な気がしてなりません。

それに肝心の財源捻出の臨時増税問題も解決していません。

まだまだ野党自民党はこの点にも了承して居ないので三次補正予算成立まで
には一波乱ありそうな形勢ですね。

兎に角1日も早く臨時国会を開き三次補正予算を審議し成立させる事が、議員
先生達の一番の急務ではないのか?