日々好日

さて今日のニュースは

09年度社会保障給付100兆円?

2011-10-29 09:27:32 | Weblog
厚労省関連の研究機関は2009年度の年金や医療費等の社会保障給付費が
99兆8507億円で過去最高を記録したと発表しました。

前年度から5兆8000億円近くの増加で1995年以降最高を記録した。

原因として同研究所は高齢化と、08年に起きたリーマンショツクによる
世界的金融危機で失業手当の急増にあるとしています。

社会保障給付等には国庫から30兆円余り支出され残りは、各特会の積立金
や国民から徴収した保険料等で賄われます。

勿論医療・介護等については一部本人負担となります。

09年度支出を詳細に見ると高齢者関連の支出が全体の68・7%を占めて
如何に高齢化が進んで居るかが窺われます。

部門別では年金関連51・8%。医療関連30・9%。介護・生活保護・福祉
その他が」17・3%で年金関連が一番大きい事が判ります。

機能別で見ると失業手当は2兆5243億円で前年より1兆3000円ばかり
の急増との事でした。

恐らく今年の場合は更に東日本大震災と福島原発事故に伴う被害等で更に
悪化が予想され、結果が出るのは2年先になりそうだ。


野田首相2度目の所信表明何等目新しいもの無しか?

2011-10-29 08:48:54 | Weblog
野田首相は昨日衆参両院本会議で就任後二度目の所信表明演説を行った。

まず一番決断を迫られて居るTPP交渉参加問題は、党内外で賛否が別れ
大変厳しい状況に有ります。
今回の所信表明でこの事に敢えて踏み込まず出来るだけ早期に結論を出し
たいとボカシ先送りしました。

次に国民の一番関心事である、復興増税については、所得税等の臨時増税
に対し強く理解を求めました。

と同時に歳出削減と税収外収入の確保に今後とも全力を挙げる意向を表明。
なお自らの給与も3割カットする考えも明らかにしました。

是は国家公務員給与を13年度末までに平均7・8%削減する臨時特例法
を睨んだ措置とも推察されます。

またこの歳費カットは閣僚・副大臣等政務三役も対象とするとの事で、
国民に対するパフオーマンスとしては最良のものかも・・・

しかしそんな小手先で国民を巧くダマせるか?

国民の内、何割の人が所得税等の復興臨時増税に理解を示して居るか?

まだまだ説明不足で復興臨時増税だけが一人歩きして居る感じです。

何か賞味期限が切れた感じの2011年度第三次補正予算の成立は目途が
たったとはいえ今だ成立していません。

被災地は財源不足で何処もアップアップしています。

しかしこの三次補正予算が成立しても何処にどれだけの配分があるのか今だ
不明の状況で現地は不安に駆られて居ると言う。

政府はハッキリ具体的に国民に明らかにすべきではないか?

今回の所信表明の様に肝心な所は何時までも先送りでは困ります。