日々好日

さて今日のニュースは

相次ぐ日本家電の巨大赤字

2012-11-02 08:31:52 | Weblog
先日パナソニックが2013年度3月期連結決算予想を500億円の
黒字から7650億円の赤字に切り下げました。

いきなり黒字予測から7000億円を超す赤字予測は、余りの展開に
ただただ吃驚です。

原因は外国製家電との競争に負けた事が大きな原因ですが、国内家電
業界の不振。携帯電話・太陽電池・パソコン向け電池事業失敗等が
原因とされています。

そして今日は経営再建中の家電シャープが同じく2013年3月期の
連結決算予想を過去最大の4500億円の赤字に下方修正しました。

この巨額な赤字は今後事業継続に疑義が出る程の額との事です。

比較的順調と言われるソニーでさ、今年の9月期中間連結決算では
401億円の赤字です。

ただ2013年度3月期連結決算では従来予想通り200億円の黒字
据え置きとしました。

日本の各家電品は、韓国製や新興国の安い家電製品に押されて売り上げは
下降の一方と言うのに、日中関係悪化で日本製品不買運動等が起き余計に
厳しい立場に置かれて居る。

一時は日本の家電は世界中を席巻したかに見えたが、後続の韓国・中国
が追い抜かれ、今や隔世の感があります。

日本家電は最高を目指して次々と新しい技術を開発して、高機能のマシン
を作り上げてきました。

処が使う側は、完全に使いこなせない高機能のマシンでなく、そこそこの
機能で値段が安い物でした。

其処を巧く突いて韓国製品等が売り上げを伸ばしやがて日本製品を駆逐する
程になってしまいました。

現在日本が幾ら値下げしても勝てっこない状況になってしまいました。

外国製品の安さと見た目のデザインのスマートさには、幾ら機能を力説しても
対抗出来ない様ですね。

日本家電にとって試練の時です。

きっと何らかの活路を見付けて呉れる事を期待したい。

動き出すのか公債法予算委開催合意で

2012-11-02 07:40:45 | Weblog
財源涸渇寸前で地方交付税を先延ばしされた地方自治体は、悲鳴を上げて居ると言う
のに、国会は一切お構いなく、解散が先だ、イヤ仕事が先だと意地の張りあいで堂々
巡り状態です。

自民党等にも少しは国民の事を思う気持ちが残って居たのか今回衆院の予算委員会
開催に自民党合意でやっと公債発行特例法案が衆院で審議入りになりそうだ。

因みに公明党も予算委を開く担保が有れば、公債法審議は考えても良いと同調した
模様です。

しかし自民党等はあくまで衆院解散の姿勢は崩して居ないので、公債法審議入りを
条件に解散を迫る事もあり得る事です。

また自民党は公債法成立と引き替えに2012年度予算の減額補正と今までかって
なかった無理な要求を突きつけて居ます。

自分達が賛成して成立させた予算を今になって減額せよと言うのは、確かに国民の
為と言うパフォーマンスとしては効果があっても是では議会での決議は何なのだと
なりはしないか?

しかし政治力学では世間の常識外の事が起きるので、これがどう動くか?

減額補正されればその分、国民生活にも多大な影響が出て来る事を見越しての要求
なのでしょうか?

公債法審議拒否で、地方や国民からの逆風を恐れ参院自民党も公債法採決には棄権
もあり得るとしぶしぶながら公債法成立を容認する考えを示唆しました。

是からどうなるか判らないがどうにか公債法成立に少し動き出した事は良い徴候です。