再稼動中の大飯原発停止命令もアリか？

先般すったもんだの末再稼動した関西電力大飯原発の下に走る断層は活断層なのか
専門家の間でも問題視されて居ました。

今回原子力規制委員会が大飯原発の１・２号機と３・４号機の間を南北に走って居る
Ｆ－６断層が活断層なのかどうか調査を実施しました。

この処、新設された原子力規制委員会は、政府が打ち出した脱原発に向けて華々しい
活躍をなさって居られる様ですね。

今回の調査メンバーの中にはこのＦ－６破砕断層は活断層ではないかと疑う人も居て
終了後今の処活断層である事を否定出来ないとし、必要と有れば関電に再調査を求める
事も選択肢の一つと持ってまわった言い方をした。

４日に都内で会合を持ち最終的評価を下す予定とか。

もし活断層の疑いが強まれば稼働中の原発３・４号機の運転停止を関電側に求める事も
あり得る事態となった模様。

この断層の年代が特定出来ないので結論は出せないとしているが、非常用取水路の真下
を通って居るので設備に損傷を与える危険性大と見て居るとか。

野田首相は規制委員会の判断が出れば当然政府は尊重すると述べました。

こんご原子力規制委員会は断層調査を東北電力東通・北陸志賀・関電美浜等５原発で
実施する旨言明しました。

そんな無茶な厚生年金基金債務肩代わり

一部厚生年金基金は、天下り官僚の甘言に乗せられ、基金に穴を開けて社会問題と
なって一躍注目を浴びる様になりました。

そもそも厚生年金基金とは何ぞやと言う事が余り知られて居ませんね。

会社で掛けるのが厚生年金で厚労省が運営する公的年金です。

処が企業が集まり厚生年金基金を設立し保険料の一部は國へ、一部は基金に納めて
運営し利益を年金に上乗せする仕組みの企業が運営する企業年金です。

会社が厚生年金基金に加入して居れば当然強制的に従業員は厚生年金基金に入ります。

厚生年金の保険料も厚生年金基金の保険料も基本的には同額です。

では何処が違うかと言うと公的年金の厚生年金は基礎部分は国民年金でそれに厚生
年金が上積みされ支給されます。

処が厚生年金基金加入の場合は基礎部分の国民年金が同じでも厚生年金の一部の
スライド分だけで、あとは國に納める保険料の代行分が支給されます。
これで厚生年金支給分と同額です。

しかし基金加入の場合は基金が運営して得た利益が加算分としてさらに上乗せされる。

一寸見では大変有利の様ですが、今回の様に、厚生年金基金が資金運営に穴を開けたら
忽ち厚生年金基金は行き詰まります。

今回は一つの厚生年金基金に留まらず、同じケースが幾つも出て来ました。

是みな天下り官僚が勧誘した厚生年金基金です。

是を重く見た厚労省は財政難に陥った厚生年金基金の代行部分不足を公的年金の資金で
救済する方針を決定したらしい。

代行部分の積み立て不足は基金の母体企業が返済するのは原則だが、過大債務は企業
倒産に繋がり連鎖倒産や地域経済・雇傭に与える打撃が大きいと判断して踏み切った
模様です。

結論から言うと代行部分不足の該当基金は５年間債務を軽減するのでその間に解散する
事としました。

是は普通の様に厚生年金のみ加入していたサラリーマンにとっては大変腹だたし事です。

景気の良い時は甘い汁を飲み財政危機になったので助けて欲しいでは余りにも虫が良すぎる

しかし不条理が罷り通る世の中になってしまい、弱い者は益々虐げられるのでしょう。