大量輸送・機敏な飛行で次期輸送機として開発導入された垂直離着陸
の新型輸送機にオスプレイ機があります。
非常に利点が多いが操縦の難しさや機体にも問題が多く開発当初から
事故が起き、米軍が導入後もアチコチで墜落事故が起きとうとう搭乗員
から「後家さん製造機」だと言う悪口される様になった。
しかし米軍は大量な物資や兵員を速やかに搬送出来るのでこれまで
CH47輸送ヘリ等の後継機種として導入。
オスプレイには兵員輸送等様式のMV22と、特殊作戦様式のCV22が
あります。
是までの統計ではCV22に較べてMV22は格段に墜落事故率が低い
とされて居ました。
現在沖縄普天間飛行場にはMV22が24機配備され、日本の上空で
訓練飛行等を行っています。
先日米政府は新に横田基地に2017年度までにCV22、10機を
配備する旨日本政府に通告しました。
日本政府もオスプレイ機導入に踏みきり米政府に働き17機購入の
内諾を取り予算処置も済ませた模様です。
処が今回ハワイのベローズ空軍基地で訓練中のMV22が着陸に
失敗して隊員1名死亡残り22名も病院搬送と言う事故が起きた。
大量輸送は便利である反面事故が起きれば其れだけ犠牲も大きい。
導入に踏み切った日本政府も騒音問題もあるがその事には充分に
留意すべきではないか?
是まで垂直離着陸後水平飛行に移行する時操縦のミスが原因で墜落
する率が多いとされて居たが、どうやら機体構造にも問題が多い様だ。
今回の墜落事故はその機体構造の欠陥が指摘されて居るとか。
さてこの様な事態になっても日本政府はオスプレイ導入を推進するか?
尖閣諸島問題からすればどうしても手に入れたい輸送機ではあるが。