東九州自動車道は北九州と宮崎間で未開通区間があって工事が進まず
開通出来ないままです。
未開通区間にあるミカン農園1・6ヘクタールの土地の所有者が道路が
通ると農園が分断され経営が困難になって来るとの理由で強固に反対
農園主はNEXCO西日本との交渉に応ぜす、支援者にミカンの所有者
になって貰い数で対抗する手法を取りました。
NECXCOも県に対し土地収用法発動を要請しました。
県収用委員会は今年1月土地の明け渡しを裁決しました。
ミカン農園主の所有権は22日で消滅しNEXCOに移りました。
裁決は建物撤去期限を7月22日としています。
此に対して大規模公共事業の理不尽さを訴え2年前にか國に対して
建設許可取り消しを求めて訴訟を起こした。
また今年の4月には県収用委裁決取り消しを求める訴訟を福岡地裁
に起こし何れも係争中です。
NEXCOは飽くまで農園内を含む椎田南~豊前間7・2キロ開通を
強行する構えです。
今回は土地収用法が発動されても即効力発揮は難しい様です。
国家権力に立ち向かう非力な国民と言う構図は勇ましいが東九州
自動車道開通を1日も早くと願い人々にとっては全く迷惑な話です。
九州では克って山主が國の公共事業に反対し一人でお城を造り
何年も反対闘争をした事がありましたね。
しかし国家権力には叶わず敗北した経緯があります。
地主にとっては本当に理不尽な事です。
ある日突然國が自分の土地を取り上げるのですから、金の問題では
ないと言う気持ちは理解できます。
が言い分を聞いて居ては自動車道等出来ません。
ここの処が難しい事です。
この様な悲劇は今後開発が進むにつれて多く発生する事でしょう。
もっと國は計画を立てる前に住民を交えた話合いを徹底させるべき。
余りにも一方的な國の遣り方は反発を招くだけではないでしょうか?