日本と中国とは尖閣諸島以来、関係が悪化し、中国側は南京事件や靖国
参拝等で、歴史認識がないと韓国と共同で日本への糾弾が、エスカレート
して居ます。
ユネスコの世界遺産登録問題では韓国と組んで明治時代産業革命遺産の
登録に強い反対を示しています。
日中の国交は最悪な状態で、お互いに反日・嫌中を煽り立てて居ます。
しかし経済面観光面では日中の関係は深い関わりがあってお互いが必要と
しあって居ると言う現実があります。
最早中国なくては日本の経済は成り立たない、と同時に中国側も是は言える
事です。
中国側は国内事情もあって強い反日施策を打って居ながら裏では結構通じ
合うものがあります。
その点韓国と日本との関係に微妙な相違が見られます。
日本にとっては韓国はそんなに重要なものではない。
それが韓国は気が喰わないのでしょう。
話は外れたがそんな時に日本から「日中観光交流イベント」として二階堂氏を
名誉団長として、自治体・観光関係者実に3000名以上と言う日本人訪中団が
中国をが訪れた。
処が、訪中団は意外な歓待を受けた様です。
北京人民大会堂で習国家主席が「朋あり遠方より来る。また楽しからずや」
と孔子の言葉で歓迎の意を表明したとか。
スピーチ内容は歴史認識問題でクギを差す事は忘れなかったが大半は
両国関係の大切さを訴えたものだったらしい。
明らかに日本の嫌中緩和を狙った作戦の様です。
早速二階堂氏は安倍首相の日中関係関係の努力を促す様な談話を行う。
鮮やかな習主席の一人舞台で中国側に一本取られた様ですね。
習主席が対日関係を重視した背景には減速する国内経済への危機感や
観光・経済交流低迷等が挙げられる。
習主席は反日教育を徹底した江沢民主席の様には反日姿勢は強くないと
言われて居ますが、中国共産党や人民軍の圧力が強く、引き摺られて居る
面も見られます。
しかししたたかな習主席の事そんなに甘いものではない様です。
経済面ではAIIB構想や太平洋覇権の野望等大変日本にとって重要な課題
を突きつけて来ています。
今後は経済・民間レベルの交流で、硬軟両方で日本を手なずけて行こうと
する事でしょう。
さてこれに対して日本はどう対処して行く積もりなんでしょうね。