7年先開業を目指す九州新幹線西九州ルート、所謂長崎新幹線使用
の軌間可変電車フリーゲージトレインの開発が行き詰まって居る。
フリゲージトレインの構想は理論的には可能でも実用化された事は
なく世界的にみても是が実用化されれば劃期的なものです。
長崎新幹線の成否はこのフリーゲージトレインの完成にかかっています。
現在開発主体のJR九州は試作品で耐久試験を鹿児島線・九州新幹線
で行って居るが、問題の台車の欠陥が見つかり現在ストップ中。
初めての挑戦で車両トラブルが次々に起きて再開の見通しは立ってない。
JR九州は2年先の2017年までに60万キロ走行試験の予定だそうです。
JR九州として来年には量産車両の設計に入りたい意向の様ですが、肝心
の試験走行距離は3万3千キロしか走行してないので、無理な事です。
そもそもこの長崎新幹線には初めから無理があります。
名称からして佐賀を通るのに長崎新幹線とは気に喰わぬと佐賀からの
クレームで九州新幹線西九州ルートと名称が替えられた。
長崎新幹線は在来線と九州新幹線を走行出来る軌間可変電車フリーゲージ
トレンを走らせると言う劃期的新幹線です。
しかしそのメリットは少なく何故大金を費やしてまで拘るのか不思議でならね。
ルート変更し長崎博多間がたったの30分短縮で、おまけに秋田新幹線等
と違い東京・大阪乗り入れは出来ません。
JR西日本もJR東日本も長崎新幹線の乗り入れは不可能と言っています。
現在のJRの技術ではフリーゲージトレインの製造には無理があるのではと
思えてなりません。
坂とカーブの多い長崎本線を時速250キロで走る事は到底無理な話し。
それでも敢えて開業するのは何故なんでしょうね。
新幹線マジックに掛かってしまって居るとしか思えてならぬ。
ローカル特急に毛が生えただけの長崎新幹線に無駄な国費を使うのは
反対です。
フリゲージトレインの開発の先行きが懸念されるのでこの際ハッキリ
止めるできではないか?