日々好日

さて今日のニュースは

大企業に有利な派遣法案今日にも採決可決か

2015-06-12 07:29:17 | Weblog

大企業に有利とされる労働者派遣法改正案が今日衆院厚労委員会で採決可決される事
になりそうです。

採決は自民・公明の賛成多数で可決成立の見通しで採決反対の民主・共産両党は欠席
するとの事です。
法案は来週衆院本会議で可決し、参院に回されて今国会で成立が確実となった。

この法案は、現行法の一部で、派遣社員受け容れ期間を最長3年と制限していますが、
改正法では別の社員に交代すれが無制限に派遣を受け容れる事が可能となります。

一番問題は労働者派遣法でこれまで26種の業種については連続して雇用されて来たが
今後は3年毎に派遣先を替えねばならなくなった。

現在126万人の派遣社員が居るがその内49万人は26業種です。
法改正になればこの人達に影響が出てきます。

民主・共産党は人を替えればどんな業種でも派遣社員に替えられる生涯派遣法案だと
して反対是までの国会で反対し廃案に追い込んで居ました。

是と同時に同一労働同一賃金法案が修正協議される様になった。

この労働者派遣法改正案についても野党が必ずしも一枚板でなくおまけに一強他弱の
国会では、益々与党や政府の思いの儘運営されて行くでしょう。

しかし是は国民が選択した事ですから、今更とやかく言っても詮方ない事なんですね。


GDP3%確保・アベノミクス第3の矢新成長戦略骨子発表

2015-06-12 06:31:50 | Weblog

政府はアベノミクス政策最終仕上げとなる、第3の矢「新成長戦略」を産業競争力会議
でその骨子を発表しました。

人口減少で人手不足が、生産性向上の成長戦略の鍵となると見て、人手不足解消に
役立つロボット技術の開発を促進する。

我が国のロボット産業は世界をリードするハイレベルにあるとされています。
その先端技術を産業面だけでなく、社会問題・清掃警備道案内サービス等に利用する。

先に安倍政権は成長戦略に高齢者や女性・外国人等の労働力活用が鍵だと明言した。
今回はこれに新にロボットの力を加える事になる。

安倍政権は民間企業を巻き込んだ成長戦略を打ち出し次々と新手の政策を打ち出して
来ましたが、思うようには企業が踊って呉れないのでイマイチの感は免れません。

農業改革・観光立国・自動走行を目指す次世代交通システム等皆然りです。

このままでは目標のGDP3%達成は夢のまた夢に、終わる事もありうる。

アベノミクスは一定の効果が発揮されたと言う事になって居るが第1の矢の大胆な
金融緩和は急激な円安株高を実現したが、極端な円安が中小企業を圧迫している。

第2の矢は財政再建が鍵となって、公共事業の足を引っ張って居ます。

政府が旗を振っての賃上げでしたが、物価上昇分を補填する額には達せず個人消費は
政府が期待するようには効果がなかった。

又アベノミクス効果は大都市・富裕層に偏り、地方や低所得層までには浸透せず
新たな格差が生じています。

この新たな新成長戦略は16日の規制改革会議で安倍首相に答申され、19日成長戦略
素案が提出されます。

22日には経済財政運営の基本となる骨太方針素案が提示されます。

最後に30日成長戦略・骨太方針・規制改革実施計画等が閣議決定予定です。