中国は福島原発事故を捉えて日本産食品輸入規制強化を進めて居ます。
福島・宮城・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・新潟。長野10都道府県の食品輸入禁止を
今尚持続しています。
その他放射能汚染と関係ない他道府県の野菜・果物・乳製品・茶葉まで放射性物質検査証明
の提出を輸入の条件として居ます。
これはどう考えても保護貿易と言われるものです。
日本全体の食品は汚染されていると言う風聞被害からの措置ですが事故後4年経った今も
持続されて居るのは異常です。
今回日中国交悪化後始めて日本と中国の局長クラスの協議が開かれました。
昨年の日本から中国への農水産物輸出額は622億円で、香港・米国・台湾に次いで4位でした。
因みに昨年の日本の農水産物輸出額は6117億円でした。
香港が1343億円・米国932億円・台湾837億円・中国622億円です。
農産物はお菓子148億円・清酒115億円・リンゴ86億円。
水産物ではホタテ447億円・真珠245億円・さば115億円。
特に香港への真珠の輸出は178億円と大変多い。
日本は米国に次いで農水産物を中国から輸入し輸出とのバランスは輸入超過です。
中国食品は安全性に問題があると言われながら安さと量で中国依存度が増して来て居る。
一方中国は富裕層の増加で、食品の安全性や、より高級な食品を求める傾向にあってこの際
日本産食品の輸入規制緩和となれば中国への農水産物の販路拡大に繋がる可能性が、出て
来たとも云えます。
是非成功させて貰いたいですね。