日々好日

さて今日のニュースは

無期懲役は15年で仮釈放されるのか

2015-06-23 06:44:59 | Weblog

千葉連続通り魔事件の裁判員裁判で、判決が無期懲役が下された事に対し被告が
「是でまた出て来て殺人が出来る」と悪態ついた事から無期懲役に対する仮釈放が
問題にされた。

ある民間テレビでこの問題を取りあげた処コメンテイターが無期懲役であっても15年
すれば仮釈放で出てこれると述べた事がネットで問題になった。

当局はそれは間違った認識と云う見解と実情を述べたとの事です。

2004年から2012年までの10年間で無期懲役受刑者が仮釈放になったのは49人
で全て受刑期間は30年を超えて居るとの事。
ただ1件、70歳の受刑者が諸般の事情から、19年11ケ月で仮釈放が認められたと
云う例外があるそうです。

現在有期刑の最長は30年となって居るので、無期刑は30年以上が条件となる。

無期刑の30年経過すると刑務所長の申し出で地方更正保護委員会が審理を開始
仮釈放の有無を決定します。

なお30年経過しても刑務所長の申し出がない場合、地方更正保護委員会が1年後
独自に審理を始める事が出来るそうです。
此処は盲点になりそうです。

審理は受刑者との面談・被害者等の意見聴取で充分に更正して居るか、今だ犯情を
抱いて居ないかを見極めて判断する事になって居る。

ただ更正した振りして、すり抜ける受刑者が全然居ないとは云いがたいですね。
だが、これは有期受刑者の場合が多いので其れと混同されて居ると思われます。

無期刑受刑者の仮釈放は世間で流布されて居る事とは可成り違い厳しいものらしい。

だが有期刑30年とどこがちがうのかと云う疑問は残りますね。
凶悪犯は、当然刑務所長からの申し出はないと確信しますが、これはあやしい。

因みに2004年から2012年までの10年間無期刑受刑者の146名は服役中に
死亡しています。

それから云えば無期刑受刑者は殆どが獄死で、運のよい人が30年後仮釈放されると
云う事が真実らしいが、余り世間は信用していませんね。


骨太素案提示本気で財政再建するのか?歳出増は1・6兆円目安とす

2015-06-23 06:04:50 | Weblog

来年度予算の経済財政運営指針となる「骨太方針」の素案が経済財政諮問会議が提出された。

國と地方の基礎的財政収支プライマリバランスを2020年度黒字化する。
18年度に赤字をGDP比で1%程度下げる。
ジェネリック普及率引き上げ。
医療・介護で高所得者負担増検討。
過去3ケ年で歳出総額を実質1・6兆円抑えた事を目安にする。

是まで流れて居る骨太方針と、何等目新らしいものは目につかないが、是で財政健全化と
経済再生の相反する施策が巧く行くのだろうか?

財政健全化はすべて経済成長頼みで、歳出目標を目安に変え、税収の甘い予測が根底に
ある様な気がしてならぬ。
本当に経済成長で税収増は見込めるのか?

その経済成長の新たな戦略が同時に提出された。

大学改革推進で技術開発力を底上げする。
実践的職業教育を行う高等教育機関を制度化し人材育成を強化。
企業の投資を促す政府と産業界の官民対話を創設する。

大変結構は素案ですが大学改革は教育改革と絡み決して甘い物ではない。
大学を成長戦略に巻き込んで行う大学改革はカネでホッペタを叩く事になりそうです。

この素案はどこまで来年度予算に反映されるか?

お手並み拝見ですね。