千葉連続通り魔事件の裁判員裁判で、判決が無期懲役が下された事に対し被告が
「是でまた出て来て殺人が出来る」と悪態ついた事から無期懲役に対する仮釈放が
問題にされた。
ある民間テレビでこの問題を取りあげた処コメンテイターが無期懲役であっても15年
すれば仮釈放で出てこれると述べた事がネットで問題になった。
当局はそれは間違った認識と云う見解と実情を述べたとの事です。
2004年から2012年までの10年間で無期懲役受刑者が仮釈放になったのは49人
で全て受刑期間は30年を超えて居るとの事。
ただ1件、70歳の受刑者が諸般の事情から、19年11ケ月で仮釈放が認められたと
云う例外があるそうです。
現在有期刑の最長は30年となって居るので、無期刑は30年以上が条件となる。
無期刑の30年経過すると刑務所長の申し出で地方更正保護委員会が審理を開始
仮釈放の有無を決定します。
なお30年経過しても刑務所長の申し出がない場合、地方更正保護委員会が1年後
独自に審理を始める事が出来るそうです。
此処は盲点になりそうです。
審理は受刑者との面談・被害者等の意見聴取で充分に更正して居るか、今だ犯情を
抱いて居ないかを見極めて判断する事になって居る。
ただ更正した振りして、すり抜ける受刑者が全然居ないとは云いがたいですね。
だが、これは有期受刑者の場合が多いので其れと混同されて居ると思われます。
無期刑受刑者の仮釈放は世間で流布されて居る事とは可成り違い厳しいものらしい。
だが有期刑30年とどこがちがうのかと云う疑問は残りますね。
凶悪犯は、当然刑務所長からの申し出はないと確信しますが、これはあやしい。
因みに2004年から2012年までの10年間無期刑受刑者の146名は服役中に
死亡しています。
それから云えば無期刑受刑者は殆どが獄死で、運のよい人が30年後仮釈放されると
云う事が真実らしいが、余り世間は信用していませんね。