今朝の各社の新聞はドイツで行われた先進国G7首脳会議サミットの
結果発表が大きなスペースを割いて居ます。
G7サミットは自ら先進国と名乗る米・英・仏・独・伊・加・日7ケ国の
首脳が人権問題とか世界の流れ等大局に立って世界をリードして
行こうと言う趣旨で運営されています。
これは冷戦時代出来た機構なので当時共産圏だったロシア・中国
等の大国はカヤの外です。
又現在世界を動かして居るBRICsの新興国やアフリカ等が主に
経済問題等で話あうのがG20首脳会談です。
従って現在はG7の存在価値が問われ事実今回中国AIIB問題で
G7の結束力はガタガタになったとも言われています。
現在のG7を支えて居るのは米国と日本で後のEU国は経済問題
で中国へなびいて居ると言ってもおかしくない。
またロシアもウクライナ問題で欧米と対立していますが、強固な
米国に対しドイツ・フランスはエネルギイー問題なので微妙態度を
とっています。
日本も北方領土問題を抱えプーチン大統領訪日の成否がかかり
微妙な立場にあります。
そんな中でのG7首脳会議でした。
議長国のドイツのメルケル首相やフランスのオランド大統領が動き
どうやら中国の南シナ海や、ロシアのウクライナ危機に対して一応
非難するG7首脳宣言を採択して閉幕しました。
だが欧州と日米の温度差を露呈させた首脳会議でもあった。
今回も安倍首相は、首脳の端に追いやられ、中心は米国のオバマ
大統領やメルケン独首相でした。
来年は日本がG7の議長国になって開催が予定されています。
さて日本の役割はどうなるのでしょうね。
因みに今回のG7首脳会議では過激集団イスラム国・気候変動の
温室効果ガス削減問題・AIIB問題等も話し合われたとか。
少しは世界情勢はましになったのでしょうか?