東京五輪も後残す処5年となってきて準備でおおわらわですね。
東京五輪担当大臣も一枠増やし新に元文科相副大臣が任命されました。
これで又船頭が増え、舵取りは大丈夫なのか心配になってきましたね。
処が肝心の大会のメインになるスタジアム建設で大きな問題が起きて来た。
政府は世界の何処にも負けない立派な競技場建設するとして、今までの国立競技場を取り壊して新に
3000億円を掛けて新国立競技場建設を決定しました。
公募の結果女性建築家のザハ氏の斬新なデザインの新国立競技場建設が決まった。
二本の巨大なキルアートが屋根を支え、丸でカブト蟹かヘルメットの様な異様なスタジアムです。
このキルアートは1本500億円・2本で1000億円とスタジアム建設費の大半を喰うシロモノです。
それにこのキルアートの建設は大変困難が予想され、又完成しても取りつけるのに大変難工事で
果たして取りつけられるか契約予定のゼネコンも躊躇う程のものらしい。
新しい物に挑戦するのは結構だがこんな構造物を選んだ真意を知りたい。
その新国立競技場の建設費ですが、國は最初3000億円を提示したが、余りにも突出して居る
との事でデザインや規模を縮小し1625億円に抑え決定した。
その後消費税とか機材の高騰で900億円上積みされこの程2520億円でゼネコンと契約する事
になった。
当初8万人収容を6万人に減らし、VIP室も節約して、開閉式も工事に間に合わないとの理由で
工事は先延ばししてもこの経費です。
しかし専門家の間では恐らく政府が当初提示した3000億円は掛かるのではないかと囁かれて居る。
是までの世界オリンピックのスタジアム建設では前大会のロンドン大会が950億円・北京大会が
700億円で来年のリオ大会は480億円と云われています。
是からして日本のスタジアム建設費がケタ違いに突出して居るかが判る。
おまけに年間維持費はこれまで国立競技場は7億円だったのが恐らく35億円は掛かるだろうと
云われて居るとか。
実に5倍の維持費となり、国家財政を圧迫する事となる。
この新国立競技場は東京五輪の前の年に行われるラグビーワールドカップ日本大会に間に
合わせ、コケラ落としを予定して居るので急ぐに急いで居ると云う。
このスタジアム建設には日本の見栄の産物です。
今までの国立競技場を手直して出来るものをわざわざ大金を使い、出来そうもない斬新なスタジアム
建設に挑戦するのは何故だ?
日本の財政ではそんなカネはないはずです。
聞くところによるとサッカークジを当てにして居るとか。
本当にバカバカしく呆れていまいますね。
私は即刻ザハ氏の斬新な新国競技場デザインは却下し急ぎ新たな案で取り掛かるべきと思う。
しかし文科省は国民に断りなく飽くまでこの案でゼネコンと契約したとか。
もし失敗したらどう責任を取る積もりなんでしょうね。