福岡高裁は漁業者に支払う制裁金を倍増させた佐賀地裁の間接強制決定に不服申し立て
を行った國の執行抗告を棄却する決定をした。
福岡高裁は佐賀県の漁業者に味方し國から取れるだけ賠償金を取る事に加担して居ると
言われても仕方ない様な決定です。
そもそも諫早干拓開門問題は開けても開けなくても余り関係なく問題はどれだけ國から
弁償金をふんだくれるかの裁判と言っても過言ではないものです。
開門すれば全て解決する問題ではない。
恐らく不完全な開門では却って百害あって一利なしと思われます。
それでも強行するのは司法の面目が掛かって居るからです。
ここで國に負ければ司法が降参した事になるので是が非でも開門させねばならぬ。
問題は諫早干拓が諸悪の根元と決めつけた司法特に佐賀地裁の司法官にある。
有明海の不漁の原因を諫早干拓に押しつけ國から莫大な弁償金を取ろうと言う一部の
人に踊らされた漁業者。
功名心か佐賀漁民の立場に立つと言う義侠心からか佐賀地裁は因果関係が明かで
ない有明海の不漁等は全て諫早干拓のせいにしました。
佐賀地裁は國に対して訴訟を起こした49名の漁業者一人当たり1万円の支払いを
命じました。
國が応じないと1日45万円の制裁金支払いを命じ更に國が応じないと倍額の1日に
90万円に増額した。
昨年6月12日から支払い開始で今月11日まで1年間総額1億9980万円と言う貴重な
税金が訴訟をおこした49名に支払われて居る。
実にバカバカしい、腹立たしい事です。
國と裁判所の意地の張り合いで貴重な税金が特定の人達にバラ撒かれて居ると言う現実
其れが今からも続くと言う事。
こうなると司法と立法が諫早干拓を道具にして居る様で根本的解決になりませんね。
國は一応裁判所任せにしています。
そもそもこうなったのは民主党政権時代の政策に大きく関わっています。
今まで推進して来た諫早干拓を悪者扱いし見限った事から端を発します。
本当に有明海の再生を願うなら、こんな馬鹿な事遣って居る時間はないはず。
有明海は一部の漁業者だけのものではありません。
もっと遣る事あるんではないか?
最早裁判所は頼むに足らない國が強権をもって解決すべきです。