阿倍首相はリーマンショッククラスの経済打撃か東日本大災害クラスの災害が起きない
以上消費税増税の再延期はしないと、云って居たが、消費の長期停滞や景気復活の先
が見えない事で、増税再延期すべしの声が高くなって来ています。
阿倍首相は近々経済指標等から判断し増税延期か実施かを判断すると明言しています。
これに対して訪米中の石破大臣はもし増税を再延期するならその前に解散をして民意
を問うべきとの見解を発表しました。
前回１４年消費税延期の際解散を行った事で今回ももしそうなら解散すべきと云う
論法らしい。
問題は今回の熊本地震が東日本大震災クラスで、かつリーマンショックの状況に現在
日本があるかと云う事です。
一時は消費税再延期もアリかとの意見が強かったが現在の流れとしては、増税実施の
様ですね。
果たしてそれが日本経済に吉と出るか？凶と出るか？
神のみが知るなんでしょう。
阿倍首相は伊勢志摩サミットの地ならしで欧州を訪問中ですが今回足を伸ばしてロシア
ソチでプーチンロシア大統領と３時間に亘る日ロ首脳非公式会談を行いました。
何と言っても日本側は北方領土問題ですが、ロシアは経済協力で日本側からどれだけ
引き出せるかを狙っています。
プーチン大統領も阿倍首相も新たな発想で両者で解決しる事で一致したとの事。
阿倍首相極東地方の振興等８項目の協力案を示しプーチン大統領も歓迎したとの事。
会談はプーチン大統領の都合で１時間待ちぼうけを喰らった阿倍首相ですが、我慢し
何とか二人っきりの会談が行われた。
北方領土問題は日本は４島帰属を求める姿勢は変わらない旨伝えたが、したたかな
プーチン氏餌をちらつかせながら、どれだけ日本から経済協力が得られるか見極めて
居る様です。
下手をすれば今回も餌を取られて経済協力のみ引き受ける羽目になるかも知れませんね。
両首脳は９月極東ウラジオストックで開催される東方経済フォーラムにあわせて再会談
する事を約束した模様。
ロシアは北方領土に海軍基地建設を計画し本格的実効支配に向け動いています。
これに対して何処まで日本が対応出来るか？
日本も現実的要求を考えねばならない事態になってきたのかも知れませんね。
