大英帝国として欧州に君臨する事を望む英国と、巨大な欧州連合の一員としての英国。
今この選択に英国は分かれて居ます。
英国は財政危機のギリシャ・スペイン・イタリア等EU加盟国救済に仏・独主導の重い負担を
要求されて居ます。
また英国はイスラム圏住民受け入れで国内は騒然として来ました。
これ以上は勘弁だとの声が高まりとうとうEU離脱の賛否を問う国民投票が6月23日と決まった。
状況はEU残留が42%で、離脱が40%全く直つ二つに割れ拮抗しています。
残留はキャメロン首相等で、離脱はロンドン前市長やスコットランド独立派です。
残留派は経済面や安全保障面を理由に挙げて居るが、離脱派はEUからの主権回復・移民抑制を
理由に挙げています。
残留派はポンド下落・国債評価下落による売り拡大・株価下落・投資落ち込み・生産縮小・雇用減
等の景気後退を懸念。
EUとしても世界5位の経済大国の英国が離脱すると打撃は大きい。
一番懸念されるのは世界経済への打撃です。
金融市場の大混乱でリーマンショック級の大きな打撃も予想されます。
これが日本にとっても大きな打撃になりそうです。
英国には日系企業が1000社は進出し欧州市場の玄関口的役割を果たして居ますので、もし離脱と
なれば影響は大きいものになるので大半は英国のEU残留を願っています。
しかし選択するのは英国民ですから、周りは何とも言えません。
個人的には矢張りEU残留し、もし改革すべきなら、中から改革を進めるべきと思われます。