日々好日

さて今日のニュースは

EU議会は中国を市場経済国とし認定するのに難色を示す

2016-05-23 09:35:41 | Weblog

中国は共産国で共産党によって国が統括されて居ます。

そのため経済的に立ち後れとなり中国は中国式国家資本主義と云う便法を編み出し自国にに都合の
よい方法で世界の富を集め今やアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国にのし上がった。

しかし欧米の資本主義とは基本的に違い金融面でも中国共産党が実権を握り堂々と介入操作を
行って居ます。

これに対してEUは中国を「市場経済国」として認定すべきかを昨年12月から討議してきた。

市場経済国に認定されれば、もしダンピングをして居ても反ダンピング関税を掛けられなくなる。
欧米にとっては大きな問題です。

今回EU議会は中国を市場経済国として認定する事に難色を示しました。

理由として国有企業改革が進まず依然としてダンピングが行われて居ると判断した模様。

EUは市場経済国の基準5つの条件をまだ中国は満たしてないと見た様です。

しかし中国は経済大国でその影響は大きい。

其処でEUは中国が国有企業改革等進める事を見守りながら対処する特異なケースとして
扱う事にした模様。

力の有る者は強い。

EUも無下に中国を扱えないのでしょう。

今回一番問題になったのは、中国鉄鋼業界の過剰生産によるダンピング容疑です。
因みに中国鉄鋼は中国共産党が握る国有企業の一番大きな一つです。


6月1日で今年の通常国会終了・何を討議したのか?成立法案40本で最低

2016-05-23 06:38:09 | Weblog

今年の通常国会の会期は6月1日まであとわずかになりました。

今年は日本でのG7首脳サミットが伊勢志摩で開催され、オバマ米国大統領を初め
先進7ヶ国首脳が今月26・27日集まって世界経済等について協議します。

日本はホスト国で阿倍首相はその根回しで各国訪問したり、G7首脳国閣僚との
会合を行った。

日本としては日本主導で各国が一斉に財政出動し世界経済を活発化したい意向が
あったが、残念ながら各国の賛同は得られないまま、サミットに臨む事となった。

さてホスト国としてどの様な会議にするのか?

9月に中国が議長国として杭州で開催するG20首脳会議で先進国とし指導力を
発揮出来る様に各国の意見を纏めたい処です。

処で今国会は夏の参院選を控え、すべて問題になりそうなものは先送りされた。

まず関心が高いTPP関連法案などは真っ先に先送りが決定した。

提出法案56本の内成立したのは38本。
残り74本の殆どは先送りです。

如何に今国会が参院選を意識して開催されたが判る。
他にも重要法案が何本かが、先送りされた模様。

勿論4月突然熊本を襲った大地震で今も日本中が大きく揺れ動いています。

震度7クラスの地震が2度も襲い熊本阿蘇地方に壊滅的被害を与え東日本大災害に
匹敵するとさえ云われる程の大災害でした。

これに対し阿倍政権の対応は早かった。
直ちに激甚災害指定や非常災害指定を行い1兆円規模の熊本地震の16年度第1次
補正予算を組んで対応しています。
しかしこれも夏の参院選対策ではと陰口を叩かれて居る様ですね。

全て参院選に繋がりそうです。

他にも今国会で消費税引き上げの再延長問題これに関連しての衆参同日選挙の
有無が審議された。

噂では消費税再延期問題は近く首相が決断を下す模様ですが、再延期もあり得る
との事だそうです。
ただ衆参同日選挙はどうやら消えた模様ですが、自民党幹部は今なお頑固に主張
して居るとか。

なんだかんだと云いながら今の処6月1日で今国会は幕を閉じる予定です。