中国は共産国で共産党によって国が統括されて居ます。
そのため経済的に立ち後れとなり中国は中国式国家資本主義と云う便法を編み出し自国にに都合の
よい方法で世界の富を集め今やアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国にのし上がった。
しかし欧米の資本主義とは基本的に違い金融面でも中国共産党が実権を握り堂々と介入操作を
行って居ます。
これに対してEUは中国を「市場経済国」として認定すべきかを昨年12月から討議してきた。
市場経済国に認定されれば、もしダンピングをして居ても反ダンピング関税を掛けられなくなる。
欧米にとっては大きな問題です。
今回EU議会は中国を市場経済国として認定する事に難色を示しました。
理由として国有企業改革が進まず依然としてダンピングが行われて居ると判断した模様。
EUは市場経済国の基準5つの条件をまだ中国は満たしてないと見た様です。
しかし中国は経済大国でその影響は大きい。
其処でEUは中国が国有企業改革等進める事を見守りながら対処する特異なケースとして
扱う事にした模様。
力の有る者は強い。
EUも無下に中国を扱えないのでしょう。
今回一番問題になったのは、中国鉄鋼業界の過剰生産によるダンピング容疑です。
因みに中国鉄鋼は中国共産党が握る国有企業の一番大きな一つです。