西日本新聞社の社説でトランプ米国大統領就任1年を取り上げたて居ます。
トランプ氏のこの1年間は、米国の外交・安全保障分野で創造なき破壊と
表現して居ます。
米国第1主義を打ち出し米国に利とならないものは全て否定してしまう。
多国間協調の軽視、地球温暖化のパリ協定からの離脱。
発効寸前のTPP離脱・NAFTAからの離脱示唆・ユネスコ脱退表明
白人至上主義的発言・エルサレム首都宣言・北朝鮮を揶揄して挑発に乗る。
これらから行き当たりばったりの考えで国際協調に欠け、米国の権威を
大変弱体化して居ると言う。
是に対して日本の阿倍氏は擦り寄ってべったり一体化の感がある。
このままだと間違いなく米国の先兵として戦争に巻き込まれる事は間違い
ない様だ。
トランプ氏は移民問題で、アフリカ・ハイチ等をくそったれ国家と罵倒
したとか。
民主主義と人権の擁護者として頼りにされた国が、今や尊敬されない国
になりつつあると言う。
ただトランプ氏は米国中間層の人気は絶大で、景気も好調で、国際的人気
悪化して居るが国内的人気は高い様です。
日本は今後トランプ氏によって変貌した米国に追従する事なく国際秩序の
守り手の一員として自立した外交を展開して欲しいと言う主旨の社説です。
全くその通りで、米国のシロウト政治家の顔色を伺うのは如何かとも思われ
ますが、これが現実の対応となると迷いますね。