many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

グレート・ギャツビー

2010-02-08 15:03:47 | 読んだ本
フィツジェラルド 野崎孝訳 昭和49年新潮文庫版
持ってるのは昭和61年の28刷。文庫本の本文・本体そのものには「グレート・ギャツビー」って書いてあるのに、カバーには「華麗なるギャツビー」って書いてある、変わった本です。まあ映画化された作品との関係なんでしょうが。
でも、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のカバーに「ブレードランナー」なんて書かないよね…。
で、まあ、きのう続き。っていうのは、ロバート・B・パーカーの『残酷な土地』のなかで、主人公スペンサーが、身辺警備の仕事のかたわら(合間のひまつぶしに?)読むシーンが出てくるんで。
ドラッグストアでペイパーバックの棚から『華麗なるギャツビー』を買った。もう五年ほど読んでいないし、そろそろ再読すべき時期だ。 ってことで、読む。さすが永遠のベストセラーってとこか。
私が“ギャツビー”を読んだのは、たぶん村上春樹からのつながりだと思う。なんせ絶賛してますからね。でも村上訳は読んでない。たぶんこれからも読まずに終わりそうな気がする。
というのも、どうにも、私はこの小説を面白いと思わないからなんである なにがいいのか、はじめて読んだときも、いまもわからない。
ちなみに『ライ麦畑で捕まえて』にも、“ギャツビー”は登場します。
僕は、リング・ラードナーや『偉大なギャツビー』やなんかなら、僕だって好きだって、D・Bにそう言ってやった。実際またそうなんだ。『偉大なギャツビー』なんか大好きなんだ。ギャツビーの奴、友達に呼びかけるときに「親友」とかなんとか言っちゃってさ。あれには参ったね。 と、ホールデン君たら、絶賛しています。
(一方で、同じシーンで“あんなインチキな本”と酷評してるのは、『武器よさらば』
んー、やっぱ、よくわかんないんだよな。“ライ麦畑”と“ギャツビー”は、私にとって、偉大と称されてるけど個人的にはまったく合わない二大小説、ってことになります。
コメント
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