天狗太郎 1969年 社会思想社・現代教養文庫版
きのうのつづき。
著者・天狗太郎さんは、観戦記ではその名前だけど、本名の山本亨介でも「将棋文化史」とか名著を記してたと思う、将棋史研究家。
名言集というタイトルだけど、特定の棋士の特定の言動をクローズアップするわけぢゃなくて、各章のタイトルは一般的な(あくまで愛棋家にとって一般的な)格言のようなものを挙げて、それに関連した逸話を、実戦譜を交えたりして、うまいこと紹介している。
「桂は不成に好手あり」とか「香車は下段から打て」とか格言もあれば、「本能寺はしの歩をつくひまはなし」なんてのもありゃ「所沢のとうきちも王手にゃ逃げる」なんてのもある。
しかし、どれをとっても、パラパラめくってくだけで楽しい、退屈しない。
カバー見返しんとこに、大山“名人”の推薦文があって、「こんどの本は、楽しく読みながら自然に将棋の手筋を覚えることができる。類例のない独特の入門書である。」なんて書いてある。
私の持ってるのは、数年前に古本屋で見つけたもので、そこそこ傷んでるけど、1983年の第17刷。
きのうのつづき。
著者・天狗太郎さんは、観戦記ではその名前だけど、本名の山本亨介でも「将棋文化史」とか名著を記してたと思う、将棋史研究家。
名言集というタイトルだけど、特定の棋士の特定の言動をクローズアップするわけぢゃなくて、各章のタイトルは一般的な(あくまで愛棋家にとって一般的な)格言のようなものを挙げて、それに関連した逸話を、実戦譜を交えたりして、うまいこと紹介している。
「桂は不成に好手あり」とか「香車は下段から打て」とか格言もあれば、「本能寺はしの歩をつくひまはなし」なんてのもありゃ「所沢のとうきちも王手にゃ逃げる」なんてのもある。
しかし、どれをとっても、パラパラめくってくだけで楽しい、退屈しない。
カバー見返しんとこに、大山“名人”の推薦文があって、「こんどの本は、楽しく読みながら自然に将棋の手筋を覚えることができる。類例のない独特の入門書である。」なんて書いてある。
私の持ってるのは、数年前に古本屋で見つけたもので、そこそこ傷んでるけど、1983年の第17刷。
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