安部公房 昭和56年 新潮文庫版
最近、ブログのため(だけ)に(それもいかがかと思いつつ)読み返してるような気がする、安部公房。
この小説は有名、私の持ってるのは昭和58年の11刷だけど、発表は昭和37年で、巻末の解説によると、その2年後の英訳から始まって、二十数か国語の翻訳が出たそうな。チェコ語、フィンランド語、デンマーク語とかってあたりが渋いよね。
ひょんなことから、ほっぽっとくと砂に埋もれちゃう家に、とらわれてしまった男の語る話。
男が学校の教師だったとか、そもそもこの場所に来たのは昆虫採集のためだったとか、細かいことは、読み返すまで、忘れてたけど。
ストーリーはいいとして、
>起上ると、手足が、水枕のようにだらりと重かった
とか
>胃が、ゴム手袋のように、冷たくひえていた
なんて表現は、私の好きなところではある。
最近、ブログのため(だけ)に(それもいかがかと思いつつ)読み返してるような気がする、安部公房。
この小説は有名、私の持ってるのは昭和58年の11刷だけど、発表は昭和37年で、巻末の解説によると、その2年後の英訳から始まって、二十数か国語の翻訳が出たそうな。チェコ語、フィンランド語、デンマーク語とかってあたりが渋いよね。
ひょんなことから、ほっぽっとくと砂に埋もれちゃう家に、とらわれてしまった男の語る話。
男が学校の教師だったとか、そもそもこの場所に来たのは昆虫採集のためだったとか、細かいことは、読み返すまで、忘れてたけど。
ストーリーはいいとして、
>起上ると、手足が、水枕のようにだらりと重かった
とか
>胃が、ゴム手袋のように、冷たくひえていた
なんて表現は、私の好きなところではある。
