伊藤能 2014年3月 日本将棋連盟
きのうのつづき、ということになろうか。
サブタイトルは「人生に勝つために」だが、なかみは当然メインタイトルのまんまだ。
まあ、米長哲学(例の勝負哲学以外にも幅広にいろいろ)については、これまでも著書をいくつか読んできたんで、あらためて今さらのように名言集なんて出されても、読まなくてもいいかとは思ったんだが、編者として弟子の名前がクレジットされてるんで、義理立てるわけでもないが、ふらふらと買った。
やっぱ、どこかで見たことある言葉が並んでるけどね。もしかしたら、あのフレーズってどこにあったっけ?なんて探すようなことが生じたときに、本書のほうが便利かもしれない。
数が81なのは、盤のマス目の数にあわせたんでしょ、そこは。
いまパラパラと見て、いいなあと思うもののひとつは、元から好きだったんだけど、
「弱い者ほど早く結論を出したがる」
なんてところである。
ついでに、
「電波に乗ったものが情報だと思っている人が多いようだが、本当はそうではない」
なんてえのと並べてみると、自分の頭で考えろぉ!って主張が、いつも言ってたことが、浮かびあがってくるような気がする。
ところで、どーでもいーけど、本書の冒頭にあるのが、
「3人の兄たちは頭が悪いから東大に行った。私は頭が良いから将棋の棋士になった」
って有名なやつなんだけど、これについて米長自身は「そういう“本当に思ってること”を私がいうわけがない」と言って、自分の発言であることを否定してたと思ったんだけど。(こしらえたのは、芹沢九段だと言われてる?)
きのうのつづき、ということになろうか。
サブタイトルは「人生に勝つために」だが、なかみは当然メインタイトルのまんまだ。
まあ、米長哲学(例の勝負哲学以外にも幅広にいろいろ)については、これまでも著書をいくつか読んできたんで、あらためて今さらのように名言集なんて出されても、読まなくてもいいかとは思ったんだが、編者として弟子の名前がクレジットされてるんで、義理立てるわけでもないが、ふらふらと買った。
やっぱ、どこかで見たことある言葉が並んでるけどね。もしかしたら、あのフレーズってどこにあったっけ?なんて探すようなことが生じたときに、本書のほうが便利かもしれない。
数が81なのは、盤のマス目の数にあわせたんでしょ、そこは。
いまパラパラと見て、いいなあと思うもののひとつは、元から好きだったんだけど、
「弱い者ほど早く結論を出したがる」
なんてところである。
ついでに、
「電波に乗ったものが情報だと思っている人が多いようだが、本当はそうではない」
なんてえのと並べてみると、自分の頭で考えろぉ!って主張が、いつも言ってたことが、浮かびあがってくるような気がする。
ところで、どーでもいーけど、本書の冒頭にあるのが、
「3人の兄たちは頭が悪いから東大に行った。私は頭が良いから将棋の棋士になった」
って有名なやつなんだけど、これについて米長自身は「そういう“本当に思ってること”を私がいうわけがない」と言って、自分の発言であることを否定してたと思ったんだけど。(こしらえたのは、芹沢九段だと言われてる?)