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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

そんなに簡単にはできない

2014-04-07 19:16:04 | 馬が好き
乗馬に行く。
きょうの馬は、ギルデッドエージ。

この馬に乗るとなったら、なんとかして馬場馬術っぽいことをしてみたいところ。
でも、できるかなあ? 手ごわいからなー。
そんなこと考えながら、馬装して馬場へ入ったら、まだ始まるまで時間がありそうなので、ウォーミングアップする。
輪乗りの常歩で、動かす。ハミうけの練習とかなんとかする前に、動かさなければならない。
輪乗りでまっすぐ前へ、速歩になっちゃいそうな勢いで常歩するんだ。
だいぶ勢いはでてきたんだけど、そこで拳つかったり、開き手綱でハミうけを求めようとしたりすると、あらら、勢いがなくなっちゃう。
ときどき手前を替えて、繰り返すけど、あまりうまくいかない。
うまくいかないけど、こんどは軽速歩で輪乗り。なんか、付き合いで回ってはくれてるけど、ぜんぜん動いてる感がない。

んぢゃ、部班。3頭立ての先頭にさせられちゃう、知らないよ、こっちは前に進めるだけでも精いっぱい、ペースが乱高下しても。
「まずは、とにかく前へ動かして」とは、あたりまえのことのようなんだけど、特に私に課せられたテーマである。あれこれいじるのはあと、まずは動いてなきゃ話にならん。
「拳をつかったときに(前進する勢いが)切れてしまうかもしれないので、そこに気をつけて、もっと動かして」ということで、とにかく前へ。
でも、なんか前出せないんだよなー。ほかの馬でやるような、ハミにぶつけてくように、ってイメージが、全然できない。
「隅角で馬が内に倒れないように。必要があれば内から押すように」ということで、勝手に経済コースを通ろうとするギルデッドエージを、角まで押し込もうと悪戦苦闘する。外側の手綱へのぶつかってくるような手応えがない。自分の肩とか肘がいっしょに内に回っちゃダメだ、と外の壁を意識しているんだが。
少しずつハミうけを意識していこうとするんだが、うまくない。ほかの馬なら、直線上で馬の顔だけをちょっと内向けるとかのイジりかたができるんだけど、それやると止まっちゃいそう。
基本的に、たとえば他のサラブレッドたちだと、一旦やる気が出るというか、ある程度の勢いがついて周回しはじめると、ちっとやそっと拳で抵抗しても、引っ張り返すようなとこあって、そうしてるうちに、どっかでゴメンナサイって妥協してくれるとこあるんだけど、私はこの馬でそれが感じられない。
ちょっと何かすると、それが手綱引っ張るとかぢゃなくて、回転に入ろうかっていう開き方であっても、ぢゃあ前に出るのなんかヤメちゃうもんねー、って感じの動きになっちゃうんである。
ホントにまっすぐ前に出せてないってのがひとつと、どっかで譲ってくれてんだろうけど、それを私が感じ取れないままヘンに強い要求を続けるから、こっち譲ってんのにそっち譲ってくんないなら動かないぞ、って馬もおもしろくなく思ってるってのがひとつと思われる。
はっきり言って、わかりにくいんである、私にとって、この馬。

さて、こんどは、歩度を詰めたり伸ばしたりする。伸ばすときは軽速歩、詰めたときは正反撞。
しかし、伸びないねー。ぜんぜんギアチェンジしない。いつも思うんだけど、この馬はすごいエンジンもってるはずなのに、私はローとセカンドまでしか入れないで走らせてるようなもんだ。
んぢゃ、輪乗りで駈歩。って、出ないし。先頭で駈歩出ないと、部班って困ります。
詰めてる感がないし、一歩目から出せる自信はなかったんだが、半周も出ないと困っちゃうよね。あせってもしかたないので、座って、脚つかって、最後ムチ使って、なんとなく出す。
「速歩のときに、脚に反応させてないから、そーゆーことになる」ってんで、もう一回やりなおし。
いやー、たしかに反応してくれてなかったんだけど。駈歩にしようと思ったら、なんかギュッとムリくり詰めるとか、馬の顔ゴーインに内向けるとか、インチキっぽい技のレパートリーもあるんだけど、この馬の場合、それやると止まっちゃうし。
やり直しの駈歩は、さっきよりは早く出るが、一歩目から飛び立つような感じとはかけ離れてる、ダラダラ感。しかも、ナンチャッテ駈歩だよ、これ。
「もっと動かす、まず、もっと前へ」ということで、脚つかう。ようやく後肢が動き出す。ちなみに、ナンチャッテ駈歩というのは、前肢が駈歩のカッコしてるけど、後肢は速歩と変わりないような感じで、テレンコついてくる動きをいう。
カラダゆするな、動かしたいときほどジッと座れ、とにかく脚、舌鼓ぢゃなく脚。でも動かないから、最後はムチを振り上げる。
駈歩で輪乗りから出て、蹄跡行進。歩度を伸ばせって、また伸びないよ、これ。脚、脚、手を引っ張らなーい、って自分に言い聞かせながら行くけど、ちっともスピード感変わらないし、踏み込んできたときの躍動感なんもなし。
手綱引っ張ってるかなあと思い、ラクにして馬のクビを動くままにしてみるけど、なんかストライド伸びずに、全身が間延びしてくだけだ。隅角ぢゃあ、どんどん内回り始めるし。
なんか、よくわかんないまま、終了。

もうすこし各個でやっててもいいというので、しばし休憩のあと、速歩で輪乗り。
まあまあ素直に周回はしてくれるけど、動いてる感はないなあ。手綱を開いたりしてるうちに、カッコだけアタマは下がるけど、ちっとも力強さとか感じないし、ハミうけってのには程遠い。
抵抗されるわけぢゃないけど、だからって、動かせたかというと、そんなことないまま、おしまい。
「でも、前より姿勢がよくなりましたよ。アブミが踏めるようになりました。」と講評をいただけたので、よかった。
まだ膝と爪先が外向くこと多いし、脚つかうときカカトが上がるけど、ちっとずつは脚の位置が安定しはじめている。
ギルデッドエージに乗ると、ちょっと何かしようとしただけで、すぐコンタクトが外れちゃうことについては、「とにかく動かすこと」に尽きるんだそうである。うーん、でも、できないなあ、これ以上は、横木でも使ってみないことには、私には打開策がない。
一度だけ、すごい勢いで踏み込んでるのをハミうけできた経験があって、あれをなんとか目指したいんですと言うと、「そんな簡単にできたら困っちゃうんですけど(笑)」ということなので、やっぱり容易なことぢゃないんだなってわかる。
たとえ数十秒でも、自力であれができたら、ことしは試合に出てもいいかなあって思ってたんだけど、やはりまだまだまだ実力不足であるようだ。

手入れしたあと、いつものようにリンゴを取り出すと、目の色が変わってくるギルデッドエージ。
どーして乗ってるあいだに、そういうキラキラお目々をしてくれないかなあ?
! そうか、こんどは、乗るときに、鼻先にリンゴをぶら下げて、乗ってみよう。きっといい勢いで前に出るぞぉ!?
コメント
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