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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

いい動きのホセカレーラスに乗せてもらう

2012-07-23 18:43:46 | 馬が好き
まず、最初に、きのうからのポニーつながり。
(ああ、夏なのに馬ネタが増えてくよ、なぜ?)

美浦乗馬苑のポニーの、ミニコマ(向かって右)とジョニー(同左)である。
ことしの暮れにでも、去年みたいな競技会があったら、どちらかを牽いてクロス障害に出たいと私は考えている。
それにはボチボチ練習を始めたいなーと思ってたら、すっかり暑くなってしまったので(と自分に言い訳して)、秋になったらやろうかなと。

というわけで、本日の乗馬。夏休みに突入したので、朝6時集合である。
どうやら今年も、集合したら、先に(すこしでも涼しいうちに)乗って、厩舎作業はその後である。(それはそれで人は暑いけど、馬優先。)
割り当ては、ホセカレーラスの2鞍目。馬装は最初に乗る中学生がメインなので、お手伝い。

その中学生たち一組目の練習を見ていると、けっこう厳しいんである。
アブミあげて横木跨いでくのは当たり前だけど、さらに、両モモ上げぇの、片側の足を片手で持ちぃの、そういうオプション付きで通過していく。
駈歩運動に移行したら、こんどは往復手前変換(だっけ?)とかビッシビシである。
駈歩から号令でビタッと停止できないと、この組には入れない。前にぶつかっちゃうからね。
さて、乗り代わり。
アブミ上げんのかなーと思ってると、障害やるよという。いきなりですか。
ホセカレーラス、ちゃんと飛んでくれるかなあ、ちょっと自信ない。
このメンバーで障害はじめると、高さバンバン上がる危険性もあるので、短めのアブミにして備えたが、最初はさすがに地上横木。
縦に並んだ、前3人は連続の二鞍目、うしろの三人が交代して乗ったばっか。私は列の4番手につけたので、いいお手本(騎手をめざす中学生)が前にいる。
ふーん、前傾ってのは、あーやってやるんだ、と前をじーっと観察しながら周回。
前の3人は横木通過するときには、ルーズレインどころぢゃなくて、手綱は放しちゃって、両手は腰の後ろだったり頭の後ろで組んで通過してくよ。
マネしようと思ったら、私は片手しかできねえでやんの。
そもそも前傾がちゃんとできない。ちゃんとってのは、股関節から曲げることね。
一応理屈として知ってはいるが、日常生活で腰を曲げないで股関節から身体を曲げることは、まず無い。よって、どっからどう曲げるのか、自分の身体の使い方分からなかったりする。
(はい、考えないで、感性、感性。馬と重心一致したまま馬の背の動きとかジャマしなかったら、そこだ、そこ。)
だいたい、私の技術段階は、まだ前傾するとこまで行ってないのよ。当面の目標は、骨盤を垂直にと、太腿を鞍に密着、できたらヒザと爪先を進行方向に、なんだから。
んぢゃ、私が前傾できようができまいが、コンビネーション障害。
このへんでそろそろ気づいてきた。本日のホセカレーラスすごく前進気勢(やる気)あるよ。よく動いてるんで、これなら飛べるかも。
速歩で回転して入ってく。うけさせる、うけたらかえす、向かったらうけたままで仕掛けない。
「緊張させない、緊張させない」って自分で言いながら、ポンポンポンと飛んでいく。
障害をぬきにして、歩度をつめたとき馬を緊張させない、が私のテーマである。障害に勢いよく向かってく馬を抑えたら、そこで緊張させない(引っ張りっぱなにしない)でペースを維持したい。
飛んだあとが大事。馬に走られないように、脚つかって私が走らせて、脚つかってシフトダウン(速歩に)して、まっすぐ止める。
何度か繰り返し。最後2回は、コンビネーション通過したら、左または右に大きく180度回転して、80センチくらいの垂直飛んで、まっすぐ止めて、おわり。
一回目で垂直落としちゃった。それでも懲りずに、馬が前に突っ込まないような駈歩してーなーってイメージで向かってって、二度目も障害の近くで踏み切るつもりで連れてって、何とか飛ぶ。(二度目は比較的コントロールしやすい左手前だったからできたのかな?)
んぢゃ、あと10分くらい適当に運動ってんで、どーしよーかなー、一組目がやってた駈歩の詰め伸ばしやってみたいなーという気はしたんだけど、とりあえず速歩からだろと思う。
っつーわけで、広い区画をまわりながら、軽速歩で伸ばしたり詰めたり。
おおお! なんか伸ばしたときの歩様がすごいぞ。馬の肩がグイングイン出てく。(ヘンなたとえだが、馬の肩の動きがいいと、私は水泳のクロールを想像してしまう。)
おもしろいので、何度も伸ばしてみる。もしかして、いまのこの状態カッコよくね!?
(実際には、乗ってる私の軽速歩の姿勢は基本的に前かがみだし、前肢が一歩ずつピッピッとなってんのか見たくて、下を覗き込んでるんで、馬の歩様はともかくトータルとしてはカッコよくないと思われる。)
ホセカレーラスが馬場馬術で優秀だっていう意味が、はじめてちょっとだけ実感できた。
こーゆー風に動いてからが、ホントの練習なんだけどなあ、と思いつつ、終わり。

今日は私が自分でそこまで動かしたわけぢゃないけどね。いやー、やっぱ上手な中学生なんかに先乗ってもらうと、馬が動くわぁと感心する。

ホセカレーラスは、顔にシャワーかけても、気持ち良さそうにジーッとしてるし(気持ちいいんだろうな?ムリに耐えてないよな?)、おなかとか拭いてるときでもおとなしいので、かわいい。
馬洗ってやったら、キャベツとかリンゴやって、おしまい。

来週から、たぶんちょっとの間、サボる。
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札幌のポニー=ゴルゴとトニー

2012-07-22 22:44:40 | 馬が好き
はい、また番外編。
札幌に行って、旧友(?)のミニチュアポニーの2頭、ゴルゴとトニーに会いました。

こいつらとは、ポニーウォークありぃの、
ふだんの運動(ムチもって追っかけるとか、調馬索とか、障害練習まで)ありぃの、
幼稚園行ったり、大通公園行ったり、
まあ、いろいろありました。

札幌競馬開催日は、開門の9時から、20分くらいのあいだ、お出迎え。
(そのあと馬場内で、放牧したり。…愛想ふりまいてくれてりゃいいんだけど、意外とのんき。草食ってるだけだったりする?)
今年はいつもより開催が始まるのが早いけど、本日のところは、夏の定番、麦わら帽子で登場。

トニー、寝るなぁ!
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サクセスブロッケンのFB

2012-07-20 17:17:38 | 馬が好き
乗馬ネタ、番外編。
かつてのGI勝馬で、いまは東京競馬場で誘導馬を務めてる、サクセスブロッケンがFacebook始めたんだとさ。
http://ja-jp.facebook.com/pages/%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%B3/388550411192814
私は乗ったことも触ったこともないので、更新を続けられるマメな性格の馬かどうか知らないけど。
誘導馬を応援してくださるかたは「いいね!」をお願いします。
ちなみに、誘導業務だけぢゃなくて、あんまり表沙汰になってないけど、こないだのウチワの馬術大会では110センチ障害で優勝して、“今回一番よく競走馬から乗馬に転身できましたで賞”を受賞している。

※7月24日付記 URLは以下のとおりカッコよく修正。
http://ja-jp.facebook.com/SuccessBrocken.TokyoRC
コメント (2)
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笑わない数学者

2012-07-19 22:26:20 | 読んだ本
森博嗣 1999年 講談社文庫版
英語副題は「MATHEMATICAL GOODBYE」
きのうのつづき。
人生論というか、生き方のヒントみたいなものについて綴られた新書がおもしろかったんで、やっぱ小説も読んでみようと思ったわけで。
『すべてがFになる』はめちゃくちゃ面白かったんだけど、『冷たい密室と博士たち』はそれほどでもないんで、その後ほうっておいたんだけど、今回シリーズ(?)第3弾の本書を読んでみた。
これは、けっこうおもしろかった。先へ先へと進みたくてサクサク読んだ。
やっぱ私は、登場人物のなかで異質なキャラがいると惹かれるらしく、今回は、天才数学者であって、何年も人と接触することなく生きている、天王寺翔蔵博士なるキャラに魅せられたのが、おもしろいと思った原因だと思う。
殺人事件に伴う事情聴取で、誰が殺したと思うかと問われて、「不定だ」「物理的に可能な人物の集合だ」と答える、このあたりが、すごく面白い。
数学が結晶化して人の形をとってるようなキャラで、ふつうに話をしようとすると「それの定義は何か」みたいなレスポンスが返ってきちゃう。
で、この博士が、「私が望む意志は、もっと強く自由なもの。それは、自分自身の中の無限。」とか「自由以外に、思考の目的はない。」とか「自由の概念が定義できない者に自由は存在しない。」だなんて語るとこがあんだけど、私は前回とりあげた著者の新書を読んだ直後だったので(元々の出版はこちらのほうが時間的にはずっと前だけど)、おお!著者流の哲学だ、と思った。
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自由をつくる自在に生きる

2012-07-18 18:10:22 | 読んだ本
森博嗣 2009年 集英社新書
ちょっと前に、同じ著者の「科学的とはどういう意味か」を読んだら、たいそう面白かったので、興味をもって他の新書もポチポチ読んでみようと思ってる。
とりあえず今回読んだのは、これ。
「人生の目的は、自由だ」と断言して、それを達成するためにはどうしたらいいのかという考えがつづられている。
簡単そうなフレーズにみえるけど、ぢゃあ「自由」って何だってとこから、ちゃんと始まっている。
思ったようになることなのかもしれないけど、ぢゃあホントに思ったことができるようになるには、まず明確に目標定める(思う)ことが大事だし、それに向かってチャレンジしてかなきゃなんない。
ヒマだからって、欲しいものを見つけないで、獲得する努力もしないで、ダラダラしてんのは自由とは言わない。
そんで、いろんな支配から解放されることを目指さなきゃいけない。
支配には、見えるものも見えない巧妙なものもあるけど、そういう何かが支配しようとしてることを自覚しないと始まんない。
このへん、「会」と名のつくものとか「式」と名のつく集まりに半ば強制されるようにズルズル参加することとか、ダイエットには食事を減らせばいいのにダイエット食品を売る企業がスポンサーになってるマスコミは何か食べることをPRしてるとか、そういう危険性に関する具体的な記述があるとこは、妙におもしろい。
結局、大切なことは、自分のアタマで考えることなんぢゃないかと思う。
自分自身の思い込みとか決めつけから脱して、自由な発想をすることが、自身の自由につながる。
最近、私は、森達也氏であったりホリイ氏であったり、もっと自分で考えようよってタイプの本を読むのが好きになってるんで、本書もかなり気に入りました。
理系のひとの書くものは明確で、読んでて視界がクリアになる。

ちなみに、著者は小説を書いてデビューするにあたり、「今までにないものを書けば、そこそこ需要があると考えた。ビジネスチャンスとして、手堅い方法を選択したのである。」らしい。
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