
これは、横浜市役所前にある、開港150周年に向けてのカウントダウンクロック。初めてその存在を知った。
今日は、横浜vs巨人戦で盛り上がる横浜スタジアムを尻目に(どっちが勝ったんだろう?)、その横にあるストロングビルに行った。”ストロング”といっても”強い”ビルではなく、ストロング商会の建物だ。商会の名前だとしてもすごいが。ビルの前に、ストロングビルの名前があるのが、見えるかな?

なぜ、わざわざ見に行ったかというと、昭和13年に建てられた貴重な、歴史的建造物なのだが、一部外壁を残して、ホテルに建て替えられることになり、昨日、今日と、一般公開されていたのだ。吉田先生という横浜国大の先生が、解説までしてくれた。
随分人がいてびっくりしたが、昨日と合わせると相当な人が出たものと思われる。それだけ、横浜の歴史に興味を持つ層が増えてきたということか。

何でも、矢部又吉さんという、横浜生まれ、横浜育ちの建築家の最晩年の作品だそうで、場所柄といい(横浜公園の真横)、今はほとんど残っていない外国商社のビルとしても、貴重なものとなっている。窓枠なども、アルミではなく、鉄製で、強度が強く、シャープなデザインにできるという。重かっただろうが。

先日の帝蚕倉庫といい、このストロングビルといい、貴重な建造物が、立て替えられていくが、(西洋文明が最初に流入した港町ならではの)古いものと、新しいものが共存する横浜の良さを損なわない程度にして欲しいとは思うのだが.....