今日は、今年初めてプロ野球に行った。特等席で、シチュエイションも最高。巨人ファンにとっては、試合内容も最高。昨年の今頃は、閑古鳥だったろう。
それにしても、今年は、TV放送が減った。何気なく見ようと思っても、ほとんどやっていない。ただ、今日一緒に行った熱烈なファンに聞くと、CATVで、皆見ているようで、あまり弊害はないようだ。でも、これだけ、1-3位が死闘を繰り広げていても、超満員ではない。やはりTV放送の減少は、プロ野球ファンの裾野を着実に狭めているような気がする。あの、ナイスプレー、ナイスヒットの時の球場全体の盛り上がり。他球場の途中経過の掲示で、ライバルチームの状況にスタンド一丸となって、一喜一憂する。この感覚を、大事にしたい。
昨日は、横浜の政財界による、羽田の国際化をテーマにした、パネルディスカッションがあった。横浜で、ビジネスをやっている人の中には、参加した人も多かったかもしれない。
昨日9/20は、たまたまかどうか”空の日”だそうで、かつY市のN市長の誕生日で、パネラーのお一人だった大学の先生の誕生日の前日。ニュースによると、首相候補であるAさんの誕生日でもあったようだ。
話はそれたが、成田は、不便というのは、今や、世界の常識。これだけ円安になっているにもかかわらず、ジャパン・パッシングが起こっているのも、常識。でも、羽田拡張後(2010年)の姿に、大きな変化は、期待できない状況。これでいいのか。
日本の、首都圏の空港で、一番特異なのは、国内空港と、国際空港が、遠く離れていることにある。ちょっと離れているケースはあるが、ここまで、離れているのは、珍しい。不便この上ない。特に、地方にお住まいの方は、その感が強いだろう。羽田の国際化(≒成田の国内化)は、地方との格差是正にも、大きな力を発揮する。横浜は、今回の羽田拡張にお金を出していることもあり、羽田の使い勝手をよくし、日本の国益にも合致するような方策を考えようというのが、このディスカッションの趣旨だ。
横浜の主張は、羽田を、半径6000km以内の空港へ行く国際空港とし(そうすると東南亜細亜まではほぼカバーされる)、成田は、6000km以遠の欧米向け中心の国際空港とする。国内線の成田行きも増やす。
現在の国交省は、2000km以内を主張している。2000kmの根拠は、石垣島への距離と同等ということらしいが、そうすると、北京や、台北は、範囲外となる。あまりにも中途半端な案だ。そうすると、11万回の発着回数の内、3万回が国際線になるという。私の理解では、グアム、サイパンが範囲に入ると、わがままなアメリカとの交渉が必要になり、面倒というのが本音だと思っている。仕事の面倒くささより、国益をまず考えて欲しい。どう見ても、日本の、空港や、港の地位は、グローバルに見ると、相対的に、低下の一途なのだから(キャパは増えているが、他の亜細亜の国々はキャパをその10倍も増やしている)。シンガポール、マレーシア、上海、仁川、みな巨大な空港だ。バンコックと香港の新空港には、行っていないが、同じコンセプト(地域のハブ空港になろうという視点で作られている)と思われる。シンガポールのチャンギ空港は、2百回ぐらい使ったはずだが、セキュリティが、極めて厳重なのにもかかわらず、極めて心地よく使えるように工夫されている。この空港も、リークアンユーさんが、強権を発動し作られたが、今や、シンガポール港とともに、シンガポールの国力増大の原動力になっている。シンガポールは、淡路島ほどの小国だ。人口も4百万人ちょっとしかいない。
現在、羽田の拡張工事中で、それが完成するであろう2010年まで、真剣な議論を展開し、少しでも、日本に出入りする人・物、日本を通る人・物が増えるべく、工夫をして欲しい。拡張までは、成田も、羽田もきつきつで、どうしようもない(羽田の夜間に若干のスペースはあるようだが、国際貨物便への活用がせいぜいだろう)。