かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

石井桃子さん

2008年04月03日 | Books

石井桃子さんが亡くなられたという。幼少のころから、身近だったお名前だ。『ノンちゃん雲に乗る』は、正直読んだかどうか覚えていない。ちょっと女の子向きかと思ったのかもしれない。

何といっても、印象深いのは『せいめいのれきし』。バージニアリーバートンさんが、地球の歴史=せいめいのれきしを、劇場ショータッチで描いた絵本で、石井さんが翻訳したものだ。当時は、豪華絵本だった。ウィキペディアで調べたら1964年の翻訳本らしいから、当時は、まだできたてのホヤホヤのだったらしい。
それから、大発見が相次ぎ、せいめいのれきしは、科学的には、大きく塗り替えられたが(恐竜の歩き方まで変わってしまった)、40億年前生まれた地球に、微生物が生まれ、三葉虫、サカナ、両生類、植物、恐竜、哺乳類などが生まれ、最終幕で、人間が現れ、現在の暮らしにつながる姿は、感動的で、強力なインパクトを与えた。

この40億年かかってできた今の地球を、人類は、たった数百年で、自らの手で、生命の存在しない惑星に逆戻りさせようとしている。

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