かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ウエブラ & ヨコブラ

2008年04月06日 | Culture・Arts



今日は、久方振りの休日。上野と横浜をぶらぶらした。何回になるかわからないが、今日の行程をたらたらとご紹介したい。

上野に行った目的は、東京国立博物館の薬師寺展。奈良からのお宝のお出まし。
シンガポールから帰国以降、二回訪れた薬師寺だが、奈良のお寺の大御所中の大御所で、すばらしく、かつ進化も続けている。今回の展示は、日光、月光菩薩の史上初の外部公開が目玉。
薬師寺でも勿論見たが、その距離といい、角度といい、明るさといい、お寺の中では、限界がある。こんなに近くで見れる機会は、二度とない。



国立博物館の平成館に入る前に、あまりの天気の良さと、花々の美しさに目を奪われる。



そして、薬師寺展。すばらしいの一言。
いつも見れる仏像群も、こんなに近くから、しかも360度からは、普段は、絶対見られない。年に一度しか見られないような国宝群も同時公開。





ちなみに、今回の展覧会のチラシのデザインは、途中でちょっと変わったようだ。最初のピンクが背景のチラシは、ちょっと迎合しすぎという意見があったのかもしれない。私は、最初の方が、明るくていいとも思うのだが。特に若い人にこのような展覧会にもっと訪れて欲しい。

本尊の薬師如来様が展示されなかった理由はわからないが、今回展示された仏像、絵画類だけで、そのすばらしさ、歴史的重要性に圧倒される。
仏像群は、日本が国として一つになろうとしていた時代に、その求心力とすべく仏教が強力に輸入されていた時代のもので、その性急さ故、直輸入という感じがありあり。
日光菩薩、月光菩薩のポーズは、南伝仏教にも見られるポーズで、まさにインドからの直輸入という感じなのだ。しかも、鋳造は、一回で行われたという。直輸入とはいえ、その芸術性の高さと、技術力の高さは、想像の域をはるかに越える驚異と言える。アンビリーバブル。

その他国宝群も凄いものばかりなので、日本の歴史、仏教に興味のある方は、MUSTと思われる展覧会だった。

コメント
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