かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

マカオその6 モンテの砦

2008年10月11日 | China・Mongolia

竹内まりあさんのExpressionsが売れているようだ。どのような世代に売れているのかわからないが、リアルタイム世代の我々にとっては、応えられない内容。彼女がザベスト10に出ていた当時の歌はすっかり聴く機会がなくなっていたし、最近の歌は、TVドラマのテーマソングなどでしか聴かなかくなっていたので(そういえば、10月から始まった朝の連ドラのテーマソングもまりあさんの歌だ)、それらが3枚のCDにいい具合に収められている。個人的には、"マージービートで唄わせて"とか、"家に帰ろう(マイ・スィート・ホーム)"などが好きなのだが(結局中期の歌か!)、人それぞれ、たぶん好きな歌があるのではないか。おまけのCDは、カラオケ用なのだが、すっかり行かなくなっているので、あまり利用価値はない。歌詞の出るDVDカラオケにしていただくと、カラオケご無沙汰組にもフレンドリーだと思うのだが。



明日から、またまた日本を留守にすることになったので、しばらくお休みさせていただく(すんまへん)。その前に、前回の旅のご報告も終えることとしたいので、今日で、急遽マカオも最終回。

上の写真は、⑥ナーチャ廟。子供の神を祀るもので、道教関連の施設。疫病が蔓延した時の厄払いのために建てられた。セントポール教会跡のすぐ隣にあるのが、ユニークだ。日本の、神社とお寺のようなものだ。



その横にあるのが、⑦旧城壁。ナーチャ廟の隣に残っている。16世紀にポルトガル人が築いたが、明朝にたびたび破壊されたという。様式は、西洋だが、製法は、東洋的なのだそうだ。



そのちょっと東にあるのが、⑧モンテの砦で、マカオの防衛の要であった。17世紀に造られたもので、2年間の攻撃に耐えられるように設計されている。



標高53mの小山にあり、眺めがよい。ここから見ると、大砲がグランド・リスボアを狙っているようだ。



これは、北の方向を臨んだところ。左奥に見えるのは、中国本土。中国本土とは橋でつながっているが、中国人が、マカオに入るのには、ビザが必要とのことである。



ポストも、それぞれのお国柄が出て面白い。



そこから北にとぼとぼ歩いていくと、⑨聖アンソニー教会があった。この教会は、戦後再建されたもので、外観に歴史的風格は、感じられない。元は、16世紀に造られた由緒あるものだ。



教会の前には、1638年の年号を刻んだ十字架があった。ちょっと変わった形をしているが。



その隣にカモンエス公園があるが、脇に、⑩プロテスタント墓地がある。静かなところである。カトリックが主流のマカオに、英国東インド会社が、19世紀に造った墓地。イギリス人や、アメリカ人が眠っている。



カモンエス公園の中の⑪カモンエス広場も世界遺産に指定されている。ただの公園で、のんびりしたところ。



早歩きで、マカオの旧市街を堪能?した後(数ある世界遺産の内、11/30制覇)、香港新国際空港直行の船が出る港に向かった。港の横には、マカオグランプリの観覧席がある。そういえば、シンガポールのグランプリは、(TVでは)大成功だったように見えた。ただ、この経済状況だと、来年以降がちょっと心配。何せ、お金のかかるスポーツだから。



YAOHANは、クローズしていた。悲しい。シカゴのYAOHANもすぐつぶれたが、今はどうなっているのだろう。



カジノに”はしたない”という言葉はない。派手であればあるほどいいのだ。



近くには、ラズベガス資本の、サンズ・マカオ・ホテルがある。火山、中国、チベット、イタリアなどをテーマにしたアトラクションがあるようだ。タイパ島のカジノ群も、シンガポールに建設中の二つのカジノのうち一つも、サンズ・グループによるものだ。



これが、マカオ港の遠景。香港とマカオを結ぶメインストリートだ。



港の向こうには、タイパ島を結ぶ橋が見える。香港からのヘリコプターツアーも人気。数万円かかるようだったが。



これは、香港新国際空港の先端の方にあるフェリー発着所。ここから、セキュリティを抜けると、香港新国際空港にダイレクトに入れる。荷物は、マカオの港でチェックイン済みだから、身軽で、極めて快適であった。

ということで、東洋と西洋の狭間で、数奇な運命をたどってきたマカオは、これからも、カジノをキーワードに、特異な発展を続けていくのだろう。

コメント
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