坂本さんの万葉集のチャート式に続き、すでに出ていた記紀のチャート式を読んでみた。
チャート式というには、あまりにも複雑勇壮な物語の数々。改めてその物語の壮大さと、奇想天外さに感動した。どこまでが史実で、どこまでが作り話か。それともほとんどが作り話か。
最近箸墓古墳が卑弥呼の墓ではないかという説がクローズアップされているが、そんなの序ノ口。もっと怪しげな、でも魅惑的な話がてんこ盛りだ。
西欧の話との類似性も説かれているが、ちょっとどうか?
日本文化と東アジアから渡ってきた文化との融合から、この壮大な物語が編み出されたと考える方が自然と思う。中国、韓国の文化の影響は、明白だという。
その作り話としか思えないような話の現場と言われる史跡が日本各地に残っていたり、その作り話?に基づいた地名が広範囲に残っていたり。興味はつきないのだが、そう新たな発見がぞろぞろ出てくるわけもない。
古墳の発掘が、一番新発見の可能性があるのだが、ほとんど出来ないし。
5年に一つぐらいでも認められたら、ずいぶん新たな発見があると思うのだが。
エジプトのお墓の発掘でも、数えきれないぐらいの発見が続いている。