かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Please Please Me, Gold & Black Parlophone Label

2009年06月27日 | The Beatles

nose3昨日の朝は、驚いた。MJさんが突然亡くなった。彼は、マドンナ、花の中三トリオらと共に、同学年?
本ブログでも前に取り上げたことがあったが、びっくりニュースが中心で、最近は、本業の音楽で、取り上げられることが少なくなっていた。
それでも、大ツアーが久し振りにスタートする直前だった。
80年代は、みな彼の踊りをマネするような状態だった。宴会芸、ビデオを見ながら振り付けを覚えた。ただ、ここ十年以上は、やはり異常だったとしか言えない。姿も、行動も、金銭感覚も。
ドーナツの食べ過ぎ?で亡くなったプレスリーを思い出した。MJの元の奥さんがプレスリーの娘だったというもの、何かの因縁か。
ご冥福をお祈りする。

peaceflag3guitar今日は、永年の夢だった”Please Please Me”( Gold & Black Parlophone Label, PMC 1202, MONO, Northern Songs Type)をGETした。いろいろなTypeを聞き比べて、これしかないと思った。

昔のレコードは、何故かプレスが遅いほど音質が変わってくる。Northern Type の前のタイプもあったのだが、ややジャケットの痛みが激しかったので、これにした。
とにかく当時のアナログは、手作り感が満載だ。
今日いろいろ聞いたり見たりした蘊蓄を。

1、音質は、プレスが遅いほど、中高音の切れが無くなる、ベースが響かなくなる等の劣化が見られる。Yellow Parlophone Label の場合、レコード版のLabelに33 1/3 の小さな文字が残っている初期のものと、それが無い後期のものは(別に33 1/33の大きな表示があるので、小さい方は後に除かれた)違う。後期のものは、特にベース音の劣化がひどい。高音部もやや音がくぐもった感じに聞こえる。逆に33 1/3 の小さな表示が残る古いタイプのものは、Gold & Black Label との差は、大きくはない。

2、Gold & Black Parlophone の内、コロンビアへのプレス外注版は、残存1,000枚程度とも言われ、極めて高値で取引されている。

3、Noerthern Songs 版とは、レコード版のLabelの作詞作曲者名(Lennon & McCartney)の後に、彼らの版権所有者だった、Northern Songsが印刷されているもので、枚数が少なく、希少価値が高い。ただし、The Beatles の著作権を管理するNorthern Songsが設立される前の版権者(Dick James 名(Noethern Songas の権利者の一人)など)の方が、プレスとしては、ちょっと古い(1週間差とも2~3ヵ月差とも言われるが極めて短期であることは間違いない。Yellow Label に変わるまで、10日という説すらある)。今となっては、記録も定かではないが。
そう言えば、このNorthern Songs をMJが買収し、PMが買い戻そうとして揉めたことがあったっけ。

4、ジャケットの色合いには、かなりのばらつきが見られるが、傾向は感じられない。青っぽかったあり、黄色っぽかったり。明るかったり、暗かったり。保存状態のみでは説明できない差である。

5、ジャケットの右下にジャケット写真撮影者の名がクレジットされているが、初期のもの(Gold & Black Parlophone)は、ジャケットの下ぎりぎり、かつ右ぎりぎりに印刷されているが、Yellow Parlophone になると、やや左、上方に移動する。

6、MONO版は、まさにぶっつけ本番をそのまま切り取ったような迫力。STEREO版も出るが、これももプレスの枚数によって、価格に大きな差がある。ジャケットのSTEREOの文字が、大・中・小とあり、その大きさによって値段に大きな差がある。音の違いは、比較したことがないのでわからない。

nose3今の悩みは、STEREO針しかない我が家のレコードプレーヤーをどうするかだ。MONO針で聴くのととSTEREO針で聴くのとでは、迫力が全然違うらしい。今日は、お店のMONO針で聴いた。

コメント
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